『 フィンランド “ ロヴァニエミ ” の白夜 』

こんにちは。

ホームコーディネーターの平井です。

今日は、フィンランドのロヴァニエミの白夜についてお話したい

と思います。

 

皆さん、ご存知のように、白夜という自然現象は、地軸の軌道に

対する傾きによるものです。

白夜は、北極圏より北の地域でのみ、起こるそうです。

北極に近ければ近いほど、白夜の時期が長くなるのです。

ホンカ 白夜3

大気が、光を屈折させなければ、北極線の通る場所で、太陽の中

心が24時間ずっと地平線の上にあるのは、たった1日だけ、つま

り夏至の日である6月21日か22日だけということになりますね。

ホンカ 白夜2

しかし、太陽の大きさと光の屈折の効果で、ロヴァニエミでは、6

月6日から7月7日までの1か月の間、少なくとも太陽の一部が地平

線の上にあって、白夜が続くのだそうです。

この期間は暗くなることがなく、1日24時間、太陽が出ているの

です。

ホンカ 白夜

地元の人たちは、白夜にも慣れていて、その明るい夏の日を思う

存分楽しむのだそうです。

 

ところで、皆さん白夜の言い伝えをご存知ですか?

その昔、母なる太陽とサンタクロースが、夏を1日中明るくするという取り決めをしました。冬の間、ひたすら寝ているトントゥ(妖精)たちが、活発に活動できる夏の間にやることがたくさんあるので、光が必要なのです。

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もう1つの理由は、トントゥたちにとって重要なことが話し合われる、トントゥ国際会議です。重要なことが話し合われる会議は、1日では終わらないのです。

議会のメンバーは、すべての重要事項が十分に決定されるまで、サンタのテーブルを囲んでずっと話し合いを続けます。明るい光があるとずっと起きていられるので、とてもありがたいのです。

ところで、母なる太陽は、50日間も続けて起きているのでしょうか?実は、彼女毎晩少しだけ、うたた寝をするのです。

まるで透明なベールの向こうから差しているかのように、光の様子が変わるのに気付いた人もいるかもしれませんが、母なる太陽がシルクの毛布をかぶって休むときには、空気が冷えて静かな時間がやってくるのです。

その静かな時間には、まるで真夏の精のように、蚊だけが空中で踊っているのです。

ホンカ 白夜4

白夜にこんな言い伝えがあるなんて、素敵ですね。

夢がたくさん詰まったフィンランド。

ますます好きになりました。 平井

平井

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