『 木について⑤ ~都市の中の森林~ 』

こんにちは。

ホームコーディネーターの小俣です。

ワールド ホンカ16

今日は、シリーズでお伝えしております木に関連する事柄につい

て、お話ししたいと思います。

 

地球温暖化の原因物質の一つであります二酸化炭素が増加してい

ます。

その発生源の第一は化学燃料の大量消費であり、次いで農地転

換による森林の消失だそうです。

ホンカ・アアルト アトリエ

二酸化炭素を吸収・固定するものに森林が考えられますが、森も

長い年月が経つと光合成で二酸化炭素を吸収する量と、樹木の呼

吸量、落葉量、枯死量、被食量などが釣り合った状態となり、一

定量の炭素を固定し続けてはいますが、見かけ上二酸化炭素を吸

収も放出もしなくなってしまいます。

 

森林に二酸化炭素を最も効率よく吸収してもらうためには、十分

育った木を伐採してその跡地に植林し、森全体を若い状態に保っ

てやる必要があります。

ホンカ カナダ5

その状態では、成熟しきった森林に比べて面積あたりの炭素固定

量は少なくなりますが、伐採される量と同じだけ二酸化炭素を大

気から毎年吸収・固定していることになります。

 

それでは、その伐採された木材をどのように利用すれば最も地球

温暖化防止のために有効なのでしょうか。

燃料として燃やしたとしても、発生した分の二酸化炭素は伐採跡

地に植えられた森に吸収されますし、そのエネルギー分だけ石

油、石炭の消費が減ることになるのでそれなりの意味はありま

す。

ホンカ1

しかし、樹木が何十年もかけて吸収した炭素をすぐに大気中に

戻してしまうのはもったいないことです。

そこで、燃やすのは最後の最後として、木造住宅を建ててできる

だけ長く利用し、寿命がきて解体した後も紙や木質ボードにリサ

イクル利用して、炭素を固定し続けるほうがより有効です。

 

木造住宅では、1㎡当たり約0.2立法㍍の木材が使われており、延

床面積100㎡の木造住宅には20立法㍍、5トンの炭素が固定されて

います。

この住宅が100㎡の土地に建っているとすると、1㌶の住宅地では

2000立法メートル、500トンの炭素となり、これは成長のいい土

地での林齢約100年のスギ林の枝・葉・根も含めた炭素固定量に

匹敵します。

これはまさに都市の中の森林と呼べるのでしょうね。

小俣 小俣

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