『 ホンカの歴史⑥ 』

こんにちは。

ホームコーディネーターの小俣です。

HONKA ポーランド

今日は、現在主流となっているログ材の形状の変化についてお話したいと思います。

丸ログ材というのは、平削りのものに比べ、歪みや木の呼吸量が大きいです。

木材を乾かすための技術開発はこの丸ログ材の特性から生じる問題を解決する手段なのです。

ホンカでは角から通しボルトを使うことで壁の歪みをコントロールし、ログ材が湾曲するのを防ぐ方法を見出しました。

HONKA 工場1

また、ログ材がしっかりとつながっていくように開発されたログハウスは、特に日本のように地震のある国で重要なセールスポイントになりました。

1972年、フィンランドの素材や技術は地震の多い日本では不適合化と考えられたこともありましたが、最終的には当時で最大の商談が成立しました。

通しボルトを使った壁が相手の考え方を変えたのでした。

商談成立の前に東京大学で行われた調査検査が提出されました。

通しボルトを使ったログ壁は、その耐震性が優れていると認められたのです。

ラミネートログ材は現在のログ材製造技術の頂点にあると見ていいのではないでしょうか。

このログ材は二つまたはそれ以上の木材を接着剤によってにひとつにし、表面を削って加工するというものです。

ラミネートで角ログ材も丸ログ材もできます。

ラミネートログ材はほとんどの面で1本の木から作られたログ材と同じ性質を有しています。

違いといえばその寿命でしょうか。

ラミネートログ材で建てられたログハウスには、かつてのログハウスのような痛み易さ、つまり歪んだり割れたりするようなことが少ないのです。

新しい時代を迎え、ログ材の生産でも新たな方法がとられるようになってきました。

ログハウスに対する要求は立場によってそれぞれ異なります。

建築家や顧客の要望、建築基準や推奨事項、可能な限りの新しい技術などを考えなければなりません。

このうち顧客の希望の中で、外観デザインを重要視する方が多いといわれています。

ワールド ホンカ16

その他にログハウスの判断材料になるのが、壁を積み上げる際のログ材同士の密接度と断熱材、そして長らく住めるかどうかの耐久性などです。

ホンカでは昔から顧客を第一に、まずその声に耳を傾けることから始めています。

サウナ、サマーハウス、セカンドハウス、住宅、その他公共の建物や大型物件、それぞれ必要な時間を十分にとって、顧客の希望に応えるように心がけています。

ログ材やログハウスが他社と比較した時に多くの特性を備えたものになっているのは、顧客主体でやってきた結果である部分も大きいのではないでしょうか。

 

今回のお話で、ホンカ・ログホームの本格的な世界展開の始まりが日本だったということがわかりますね。

小俣 ホンカ 小俣

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株式会社ホンカ・ジャパン
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