『 ホンカの歴史㉝ 』

こんにちは。
ホームコーディネーターの小俣です。

2019.5.9 本物 木の家 住宅

今日のホンカの歴史は、海外の子会社による経営についてお話したいと思います。

海外の子会社は1990年代初頭にホンカの経営を拡大させ、海外の子会社による経営規模の拡大は計画的に行われ、まずはスウェーデンから着手されました。

1980年代半ばにはスウェーデンでの市場も軌道に乗り始めます。ホンカの最初の海外子会社が設立されたのは、スウェーデンのスヴァンスカ・ホンカラケンネ社で1978年のことです。

スウェーデンのログハウス市場にはかなりの投資をしましたが、それは勝算があってのことでした。

ところが技術的なことに始まり、考え方の違いなど、数々の困難が生じました。それでもスウェーデンの市場には期待が大きかったのですが、住宅ローン問題がその期待を飲み込むかのように襲いかかってきました。

ホンカ 軽井沢プリンス

購入者たちは、ホンカの子会社を通じてスウェーデン郵便貯金銀行から住宅ローンを組んでいたのですが、その利息が高かったそうです。同時にスウェーデンでは1980年代初頭に国の財政改革があり、納税制度の見直しなどの影響で建設業界全体が不況に陥ってしまいました。

ホンカを購入したもののローンが払えない状態になった人達が増え、物件がホンカの手元に残るようになってしまう。最後は底値で売るしかない、そのような決断にまで追い込まれました。

あまりにも風当たりが強く、もはやスウェーデンでの市場には見込めるものがないと判断し、それまでの計画を中断して、1985年には子会社を閉鎖することにしました。

最終的な撤退は1987年になります。スウェーデンでは成功することはありませんでしたが、高い授業料を払って学んだものと考え、次の海外進出での成功に目を向けました。

次回のこのシリーズは、海外進出の見直しについてお話しします。

小俣 ホンカ 小俣

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株式会社ホンカ・ジャパン
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