ログホーム建築レポート:ログ材の収縮に対応する屋根の秘密

皆様、こんにちは!

 前回に引き続き、VALO(ヴァロ)棟の建築レポートをお届けします。今回は、ログホームの重要な工程の一つである「屋根貼り」について、その秘密をご紹介いたします。

ログ材の動きを吸収する「スライド金具」

 ログ材を積み上げ、最上部に到達すると、屋根を取り付ける工程に入ります。ホンカのログ材は、あらかじめ屋根取り付け用の特殊な金具が加工・取り付けされています。

 全ログ材で組まれた建物にとって、**木材の収縮(沈み込み)**への対応は非常に重要です。そのため、屋根をログの壁に完全固定してしまうと、ログが沈む際に構造に負荷がかかってしまいます。

 そこで、ホンカでは、この取り付け金具に**「スライド対応金具」**を採用しています。これにより、ログ材が乾燥・収縮して動いても、屋根がその動きに追従できるように固定され、構造的な安定性が保たれるのです。

 金具に屋根の木材を固定し、屋根の形状ができたところで、その上に屋根板を貼りつけます。こうして、屋根の木材自体の重さも利用し、ログの壁に隙間なく屋根がしっかりと乗った状態となります。

防水シートからガルバリウム鋼板へ

 屋根板を貼り終えたら、次に屋根の端、つまり余分な部分を現場で切断し、形状を整えます。

 屋根板部が完成した時の外観をご覧ください。家の骨格がしっかりと現れ、風格が増しましたね。

 続いて、屋根板の上に防水シートを貼りつけ、雨水が建物内部に浸入しないよう、万全の防水対策を施します。

 防水シートが全面に貼られた状態の外観です。屋根材が取り付けられるまでは、この状態で雨から建物を守ります。

 そしていよいよ、最終仕上げの屋根材の取り付けです。今回採用したのは、ガルバリウム鋼板。耐久性と耐食性に非常に優れており、大切なログホームを長く風雨から守ってくれます。

 ガルバリウム鋼板が全て取り付けられた外観は、建物の印象をグッと引き締めますね。

次回もご期待ください!

 ログホームの屋根がどのように取り付けられているのか、普段なかなか目にすることのない工法について、ご理解いただけたかと思います。

 私たちは、このように様々な観点から、ホンカログホームが「できるまで」の過程をご紹介してまいります。次回もぜひ、楽しみにお待ちください!

 ホンカ・リゾート富士五湖では、HONKAのログホームを数多く手掛けております。ホンカのログホームを見学したい、宿泊体験したいなどのご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

 宿泊体験をご希望でしたら、弊社が経営する貸別荘「VillaSuomi」をおすすめします。

 見学の際は、事前にご連絡いただけますようお願いいたします。

 スタッフ一同、心よりお待ちしております。

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