★ログホームに決めた理由★
建物ですが、当初考えていたのはミッドセンチュリーに米国西海岸で流行ったアイクラーホームズ。相当調べて決め込んでいましたが箱根の気候風土にはそぐわないと諦め、普通の2×4のアメリカンな平屋住宅に決めかけていた頃に、ログホームに出会いました。ログといえばあまり好みではない丸ログしか知らなかったのですが、平面な壁面のマシンカットを知って、これなら!と、飛びつきました。と、言いますのも、ログは湿気に強いと思ったからです。外壁と内壁で断熱材を挟み込む建物は、湿気が非常に多い箱根では壁内結露で湿気が絶対に溜まリます。すべての壁の中を均一に湿度40%以下の状態で1年中保ち続けるのは無理です。通気工法などもあるようですが、森の中は虫が多いので通気孔内に巣を作られて詰まっても嫌ですし、そもそも外気が湿度90%になるのでその外気を壁に通気させても意味がありません。湿気はカビや臭いの原因になりますし、壁や柱が腐ることも実際に中古物件で目の当たりにしていました。しかし、ログであれば無垢材ですので物理的に壁の中に空洞がありません。これで時々刻々と変わるであろう壁の中の湿度を気にしながら生活することもありません。結果は大正解!以前の家は、憧れのRC打ちっぱなしの住居でしたが、夏は壁がとても熱を帯びて夜中まで暑く、冬は壁がキンキンに冷えて底冷えして結露してカビも生えました。アルミサッシも結露して床に水が溜まってフローリングが腐り始める始末。ログホームでは夏涼しく、冬は暖かく、窓もドアも木製で結露とは無縁です。ちょっと驚きました。