今年の春、鎌倉に邸宅を改修した丘の上のレストランがオープンしました。
雑誌に掲載されていた建物を見まして、実際見てみたいと思いました。
こちらは鎌倉にあります古我邸で1916年(大正5年)に15年の歳月費やして完成した建物で、設計は旧三菱銀行本店や旧丸ノ内ビルディングの設計を行った桜井小太郎氏だそうです。
先日は神奈川県庁付近の大正時代の建物をご紹介しましたが、こちらは木造建築で、築100年の建物を改修し許可の出た1F部分でレストランをされています。
緑豊かな敷地内に入りますと、見上げた先に建物がありましてとても素敵です。
緩やかな坂道を登っていきますと敷地の高台に古我邸があります。
ランチはしばらく予約がいっぱいだそうですが、昼間の眺望も素敵でウェディングも出来るそうです^^
写真が暗いのですが、室内から見ますとこのような引違い窓になっていました。建具は当時のものをそのまま使っているそうです。
中央にはウッドデッキに出れる木製のフレンチドアがありました。
ログではよく使用しますが、大正時代から取り入れられていた事に少し親近感が沸きました。
こちらは、当時からある暖炉だそうです。
建物全てに趣きがありまして、とても素敵なステキなレストランでした。
<旧古我邸HP>
設計 植松 香織