世界に約200種のソープストーンがありますが、その中でフィンランドのカレリアン・ソープストーンだけが、極めて高密度で熱や冷たさを長時間蓄える性質を持っているそうです。
ソープストーンを冷凍庫で凍らせ飲物に入れると、飲物が薄まらないので氷の変わりに入れたりもします。
フィンランドでは高い耐熱性と蓄熱性から昔から暖炉に使用されてきました。
この石のストーブは上手く煙の上昇気流をつくり薪を燃やすには、様々な工夫が必要ですが、火を消した後に驚くほどの保温性を発揮します。
火をつけ2時間位しますと側面の石もだいぶ熱くなり、立ったまま岩盤浴^^?が出来るくらいです。
翌日の朝、石に触れますと熱く建物も暖まっています。
そして夕方に触れますと、石はほんわか暖かくソープストーンの持つ力に驚くばかりです。
設計 植松 香織