こんにちは。
ホームコーディネーターの平井です。
今日は、ログハウスの素晴らしさについてお話したいと思います。
丸太組み構法で建てられるログハウスは、横にしたログ材を上へ上へと積んでいき、四方に壁をつくる構法で出来ていますが、この「横積みの壁」こそが揺れに強いのだということは、以前のブログ(2017.10.25)でもお伝えしました。
横に積んであるログ材が1本ずつズレながら地震の力に対してある程度変形し、建物全体でしなやかに地震力を吸収します。
普通、建物は高さに対して変形量を1/150~1/120に収める設計をするのですが、大地震の時の変形量は1/60~1/30で、在来構法なら倒壊してしまいます。
でも、ログハウスは材がいくら横にズレて変形量が大きくなっても、下のログ材に載っているので倒壊しないのです。
また、横積みされたログ材同士に摩擦力が働くことも地震の揺れに対して有利に働きます。
そして、ログ同士は凹凸の刻みを入れた交差部である“ノッチ”で組まれています。
この“ノッチ”によりログ材同士は強固に組まれ、段の横ズレが大きくなるほど強くめり込んで揺れに抵抗するのです。
更にホンカはこの“ノッチ”加工にも常に新技術を開発し、フィンランドやヨーロッパで意匠を取得しております。最新の角ログ及び丸ログにはホンカが独自に開発した「カーブノッチ」が施され、気密・水密性能を一段と向上させています。
このノッチの性能の違いを、スクエアノッチで作られているログハウスに住み、ノッチからの雨漏りを経験してから気付く方が多いようです。
ちなみに、ノッチというのはログ壁が限界以上に変形してバラバラにならないよう、ズレの最後で歯止めをかける働きをしているのです。
その他、ログ材同士の横ズレを、建物全体に支障がない程度に防いでくれるのが、ログ壁の中に入れるダボと通しボルトです。
これらのダボを材間に挿入する場合、断面の上端から下端までの高さの1/2以上打ち込まなければなりません。
このダボの役割は、上下のログを貫いて固定することです。
ログ積み作業の中で、ログビルダーたちが「カーン、カーン」と“カケヤ”という道具で気持ちのいい音を出している作業がこのダボ打ちの作業です。
そして、設計の際には開口部の取り方に注意が必要です。開口が少ないほど耐震性能は出しやすいですが、南面などに大きく開口を取りたい場合は、ダボの配置や本数を変えれば同じ強さの建物をつくることが出来ます。
また、大きな吹き抜けを設ける場合、他の壁や床などで強化を図ってバランスをとることも大事なのです。
このようなことは、プランニングをする者が把握しておかないと、ご契約後確認申請書を提出したときに、窓の大きさや間取りが変更になってしまうということがあります。
地盤が健全で、きちんと設計・施工されていれば、巨大地震が発生したとしても、ログハウスが倒壊する可能性は極めて低いのです。
ログハウスは地震に強い、安心・安全な建物ということですね。
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