ゼロ・エネルギー化のログハウス

前回記事の続きですicon51オーナー様のログライフ 宮崎県S様邸

宮崎県S様邸は、ゼロ・エネルギー化のログハウスです。

平成24年度の”住宅のゼロ・エネルギー化推進事業”の採択を受け、S様邸をゼロエネルギー住宅仕様で建築しました。
それに伴い、ゼロ・エネルギー住宅の補助金として、上限額分をオーナーさまにお渡しすることができました。

・ゼロエネルギー住宅について
住宅の省エネルギー化が重要視される昨今。
しかし日本の住宅は環境先進国のヨーロッパと比較すると、省エネ、断熱性能などの面でかなりの遅れをとっています。
また、震災の際におこった電力不足などからも住宅のゼロ・エネルギー化への注目が高まっています。

ゼロ・エネルギー住宅とは、『住宅の躯体・設備の省エネ性能の向上、再生可能エネルギーの活用等によって、年間での一次エネルギー消費量が正味(ネット)で概ねゼロとなる住宅であること。』(国土交通省より)とあり、さらにまた細かく条件などが示されています。
私達が日常生活の中で消費するエネルギーを減らし(省エネ)、消費する分のエネルギーを自然エネルギーからつくりだす(創エネ)住宅、という考え方です。

ゼロ・エネルギー住宅には現在補助制度があります。
補助限度額は一戸あたり165万。補助を受けるには、まず様々な必要書類の提出して国土交通省の採択を受けなければなりません。
新築住宅が対象で、中小工務店に行う補助制度というのも特徴です。

S様邸では断熱対策等級4のクリア、基礎断熱仕様で地熱を利用し快適性をアップしています。
屋根や床も高断熱仕様で、写真では見えませんが太陽光発電9.86kwも設置されています。
初期投資は掛かりますが、長期的な経済的メリットは大きいです。

もちろんログハウスなので、全て無垢の木。
ログハウス本来の高い断熱性能に木製トリプルガラスのサッシ、など住み心地も良いです。

日本でも住宅の省エネルギー化といわれていますが、ログハウス自体すでに環境にやさしい住宅でもあります。

太陽の光で成長した森林から、ログ材へと生産加工されるエネルギーは、他の建材に比べてとても少ないです。
木はログ材となっても二酸化炭素を貯蔵し、役目を終えて解体されても土へ還り、新たな森へと循環していきます。

またホンカではフィンランドの政策である、1本の木を切ったら複数植えるという”プラスフォレスト”に賛同し、森と共存する家づくりが行われています。
日本でも機械的な省エネルギーばかりではなく、ログハウスなど木の住まいにも目を向ける人が増えてほしいものです。

・ゼロ・エネルギー住宅サイト
ゼロエネルギー化推進室 http://zero-ene.jp/
国土交通省「平成26年度住宅のゼロ・エネルギー化推進事業」
http://www.mlit.go.jp/report/press/house04_hh_000513.html
・ホンカ・ジャパン
環境への取り組みhttp://www.honka.co.jp/about/environment.html

wrote:クニオカ

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