こんにちは。
ホンカ中九州 / フォレスト・ブルーの小寺です。
今回もご来場されたお客様との会話の中で、よく出るお話についてです。
「ログは木なので燃えませんか?」「火事に弱いのでは?」
「延焼が早そうで心配。」
常識的に木 = 燃えるものです。
キャンプでの焚き火やお家で薪ストーブを楽しむ場合、細い枝や焚き付け用の薪などは直ぐに火が点きます🔥
しかし、いきなり太い枝や薪を燃やそうとして、なかなか火が点かず失敗した経験はないでしょうか?
実は一定以上の太さのある木は簡単には燃えません。
太い木材は、燃え始めると数分程度で表面部分に炭の層「炭化層」が出来ます。
炭化層は燃焼に必要な酸素を遮断するため、内部が燃焼するまで時間がかかります。
弊社展示場兼オフィスに置いてある、ホンカのログ材を用いた30分間の加熱耐火試験のサンプル。
ご質問をいただいたお客様には言葉での説明だけではなく、実際に見ていただいてます。
表面部分(屋外側)は見事に燃えて炭になってます。
しかしながら反対側(屋内側)は無事です。
上から見ると、炭化層が出来てログ材の内部が燃焼していない状態がはっきりと分かります。
ホンカの太いログ材では、内部まで燃焼するのに相当な時間がかかるのです。
ですので、万が一火事になっても避難に必要な時間を稼げますし、内部が燃焼するまでに消火出来ればお家が倒壊する事はありません。
燃焼体サンプルは約3分の1が燃えていますが、構造体として十分な耐力が残っています。
さらに天然素材のログ材は燃えても有害なガスが発生せず、熱伝導率が高い鉄やアルミのように熱で軟化もしません。
(金属は熱によって短時間で強度を失いますが、木材は15分後でもかなりの強度を保ちつづけます。)
ホンカのログ材は、国土交通省の「防火構造認定」「準耐火構造認定」を得ていますので、規制の厳しい住宅地域である建築基準法22条地域や準防火地域にも建築可能です。
ホンカのログハウスは、別荘として別荘地に建てられるだけではなく、一般住宅として住宅地や市街地にも建てられています。
私も実際この仕事に就くまでは「燃えやすい」という印象があり、むしろ耐燃性が高いと知った時は驚きでした。
ログハウスって奥が深いですね!
おもしろそうな性能については今後も触れていきたいと思います。
小寺
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ホンカ中九州
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