こんにちは!フォレスト・ブルーの中尾です。
今年も残すところ、あと半月です。
なんて早い・・・
クリスマスももうすぐやってきます。
そこで今回は、あわてんぼうのサンタさんが入る家を間違わないように
『ログハウスの見分け方』についてご紹介します!
みなさんは街中で、この家はログハウス?ログハウス風?
と、迷われたことはないでしょうか?
実は私も入社前は全然区別がつかず、それっぽい建物は全部ログハウスに見えていました(笑)
ログハウスを建てたいと来社されるお客様も、実際のオーナー様も意外とご存じなかったりされます。
ログハウスとログハウス風在来の一番の違いはズバリ『ノッチ』です。
ノッチとは、建物の角のログが組まれた部分のことです。※写真参照
写真のように、建物の角部分が交差している場合はログハウスだと分かります。
日本の建築基準法では、このノッチの中心から『最低30センチメートル』ログ組みを伸ばさなければなりません。
※耐力壁の確保やデザインの関係でもっと伸びることもあります。
ではここから、いくつか問題を出しますのでログハウスはどれか当ててみてください😊
(写真のすぐ下に回答があるのでなるべく見ないように頑張ってくださいね)
第1問
正解は・・・
1枚目です!
1問目なので、角度のついた写真を選んでみました。
1枚目の写真は建物の角が交差しているのが分かりやすいかと思います。
2枚目の建物の角には付け柱と呼ばれる材を付け、外壁にメリハリをつけています。
第2問
正解は・・・
2枚目です!
これは色味が似ているので少し難しかったかもしれません。
1枚目がログハウスっぽく見える理由は、
①母屋(屋根を支えている材)をログハウスと同じように外に見せている。
②外壁材を横向きに使用している。(ログ組みっぽい)
③屋根を切妻屋根(三角屋根)としている。
④窓、ドアにケーシング(窓・ドア枠)が付いている。
その他にも色々ありますが、大きくはこの4点が主な理由です。
ログハウスでもHONKAの場合は、2階部分をフレームとしてログ組にしないことが多いので、見分け方のひとつとするのは難しいかと思います。
第3問
正解は・・・
2枚目です!
最初の方でも書きましたが、ノッチを長くするのはOKです。
今回のログハウスは、ノッチの先を伸ばすことでデザイン性を高め、手前のウッドデッキをより一つの空間として意識できるようにしています。
このデザインはログハウスだけの特権ですよね😊✨
1枚目の在来に関しては、2問目と同じく屋根、母屋、外壁材でログっぽさを出し、さらに色合いを寄せることでよりログハウス感を出しています。
3問とも正解できましたか?
正解できなかった人も解説を読んでログハウス検定バッチリですね!
実際にログハウスを見ると、その重厚感に圧倒されてしまうんですが、どちらも素敵なことは間違いないです。
ここに挙げた例以外にも色んな施工事例がありますので、気になった方はぜひ、展示場(展示場兼オフィス)に遊びに来てください😊
フォレスト・ブルーの建物は、他のHONKAディーラーさんと比較してもカラフルなんだそうです(笑)
見ていて楽しいこと間違いなしです!
最後に、おまけとして超応用問題を1問出題します。
ぜひチャレンジしてみてください。
超応用問題
分かりましたか?
正解は・・・
全部ログハウスです。
えっ!!!
・・・いじわる問題失礼しました。
最後の問題はすべて、フィンランドに実際に建てられているHONKAのログハウスです。
フィンランドでは日本と反対に、地域によってノッチの先(木口)を出してはいけないという建築法規があります。
ノッチを出さない場合は、『コーナーケージ』といって、ノッチの外面から約3センチメートル延びた場所でカットし、付け柱で木口を上から隠す、又はコーナー部分のログ組を欠いて角が出っ張らないように加工します。
後者では、ログハウスを角から見たときにログのズレがないため、より、一度見ただけではログハウスかどうか分かりにくいです。
環境が違うだけで、同じログハウスでも真逆の法律があることに驚きですよね。
日本ではノッチの先が30センチメートル以下のログハウスは基本的にNGなのでご参考までに😉✨
次回もお楽しみに!
中尾
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