こんにちは。
ホームコーディネーターの平井です。
今日はフィンランドの別荘が持つ様々な顔についてお話ししたい
と思います。
フィンランドでは、夏用の別荘を持つ人々が、伝統的なコテージ
ではなく、長く使える「第二の住まい」として、家を建てる様に
なってきたのにつれて、休暇の過ごし方にも変化が現れていま
す。
新しく建てられる休暇用の家のほぼ半数が、「第二の住まい」に
分類されます。
都会の便利さを全く捨てて、伝統的な夏用コテージでの静か
な生活を求めるフィンランド人はたくさんいます。
そして、休暇用に家を持つ人は３つのタイプに分かれます。
それは、古いものに価値を置く伝統主義者、快適さに投資する快
楽主義者、そして、家族から相続したコテージの雰囲気を残しつ
つ、増築・リフォームして再生しようとする人です。
今は、耐久性、良質の建築、そして無垢材のような本物の天然素
材に投資する時代です。
居心地がよくて広い休暇用の家で、都会の住宅と同じような便利
さが得られることも珍しくなくなりました。
インテリアはますます工夫を凝らしてデザインされるようになっ
ています。石のような異素材を無垢材と組み合わせて、装飾的な
効果を狙っています。
窓が大きくなり、天井も高くなりました。
来客用の小屋を建てたり、2階を増築したりすれば、友人や親戚た
ちを招きやすくなるでしょう。
こうした家で在宅勤務をするのも一般的です。
そのために、通信設備や仕事用のスペースがデザインに組み込ま
れています。
庭には中庭が設けられ、美しい照明で彩られます。屋外で食事が
できる様に、広い屋根付きのテラスとバーベキューコーナーがあ
ります。
海岸や湖岸、サウナ、あるいは来客用の小屋へは板張りの歩道を
置したり、ユーティリティールームには洗濯機が備えられ、生活
を便利にしています。
こうしたフィンランドの建物のデザインやコンセプトを知ること
は、普段のプランニング作業にとても参考になりますね。 平井
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