こんにちは。
ホームコーディネーターの小俣です。
今日は、フィンランドのログと建設の歴史についてお話したいと思います。
フィンランドではこれまでに、石器時代の木造住居の遺跡が数か所で発見されています。
ウリ・イーのコルヴァラのもの、ブーマラのカルメラハティ、そしてサーリヤルヴィにあるルサヴィエルトです。
ルサヴィエルトのものは4000年も昔に建てられたと思われるログ材を組んだ家です。
【 サーリヤルヴィのルサヴィエルトで再現された家 】
表面処理が施された丸ログ材で出来ていて、側面を手で削って角型にしたログ材は、少なくとも17世紀にはあったという記録が残されています。
細かいところはともかく、機械処理の角ログ材も外見上はそれほど違いはありません。
もしそんな機械が手元にあれば、それで材木を削って家を建てようとするのはごく自然な考え方でした。
機械で平削りされた材木は1950年代には非常に優れた製品として人気がありました。
もちろん機械で溝などがきちんと処理できていたらの場合です。平削りにすればそのログ材はまっすぐであり、組み合わせも容易で、さらにログ材同士の隙間も減少します。
ただし、平削りには限界がありました。そのために用いる幹の太さです。どうしても平削りした角ログ材ではそれほどの大きさを残すことができませんでした。
ホンカで丸ログ材を使って建てられた最初のログハウスは手作業で丸ログ材を削っていました。
丸ログ材をなんとか機械で処理し産業化できないかということは、作業中に感じた「 必要 」でした。
自分で感じた必要性自分、自分でそれを開発しなくてはなりません。
角ログ材と丸ログ材の違いは、明らかに見た目です。技術的に、この丸ログ材の形をどうするか焦点になります。
もともと自分で材木を削ってログハウスを建てるというのは地方では伝統的な副収入源であり、この伝統的なやり方を産業化させてビジネスにするというのは一晩で実現できることではありませんでした。
時代を飛ばして、1980年代の終わりを見てみると、いつのまにか家を建てるという仕組みは変わっていました。
かつて手仕事でログ材を作っていた業者のほとんどはその業務を辞めているか、または機械を導入した新たな形態をとっていました。
1990年代に入るころにはログハウス建設の方向性は明らかでした。
家づくりにおける手仕事はすでに過去のものになっていたのでした。
自分の住む建物の歴史を知るというのもいいものですね。
小俣
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