こんにちは。
ホームコーディネーターの平井です。
今日は、11月29日のブログの続きです。
前回、要所要所の色使いを考えることで、空間の広さや効果をさ
らに変えてくれるというお話をさせて頂きましたが、今回はイラ
ストなどでその効果を見てみましょう。
1.床の色を変える
床に濃い色、天井・壁は明るい色にします。
床に重みが出て、天井が高く見える効果があります。簡単ですが間違いがないので、一般的によく見られる配色ですね。
床も、天井・壁も明るい色で。
床も明るくなると、濃い色に比べて全体的に少し広く見える感じがしますね。ですが、こちらも天井・壁より床が濃いので、効果としては同じです。
2.天井の色を変える
天井にのみ濃い色を持ってきた場合です。
天井を濃い色にすると、天井が低く感じます。そのため、圧迫感は出るのですが落ち着いた空間を演出することができます。
床の色も濃くするととても落ち着きますね。寝室などリラックスする空間にぴったりの配色です!
3.1面だけ壁の色を変える
つづいて部屋の奥行について考えてみます。
現在の視点から奥の1面だけ、壁の色を変えてみます。
壁の色が淡い色の場合と、濃い色の場合です。いかがですか?
色の濃い方が、奥行があって広く感じられますよね。
天井を合わせると上のようにまとめられます。
天井も壁も床も濃いと、部屋が平たく細長いように感じます。
天井と床が明るくて壁だけ濃いと、上下左右に広がりをもちつつ
さらに奥に長い部屋のように感じられます。
こうした組み合わせを利用することで、色によって様々な効果を
もたらすことができます。
また、どうしても狭くなる空間というお部屋があります。
まず思い浮かぶのはトイレではないでしょうか?
トイレは長時間過ごす場所ではないので部屋のように広く取る必
要はありませんが、ちょっとでも広く見せたいと思ったことはあ
りますか?
そんな時も色の効果に頼ってみましょう!
下の絵をご覧ください。
前にお話したように、少しでも奥行がほしい!という時は奥の1面に濃い目の色を使いましょう!部屋のアクセントにもなるので、ベタ塗りの塗料を塗ってみたり柄が入った自然素材の壁紙やエコカラットを使ってみるのもお洒落になります。
また、一般的に狭い空間は、床→壁→天井に向けて濃い色から明るい色へとグラデーションにすると広く見えると言われています。
色味はちょっと極端かもしれませんが、奥1面に濃色があるときより、全体的に広く感じられます。
トイレに限らず、もしも欲しい広さより狭くなってしまう部屋があったら、この色使いを利用するのもいいと思います。
いかがでしたか?
木に囲まれたお部屋が好きな方も、木は好きだけど、すべてが木
である必要はないと思われている方も、こうしたカラーコーディ
ネートを考えるだけでも、自分達の好みやこだわりが見えてくる
のではないでしょうか。 平井
**********************
株式会社ホンカ・ジャパン
東京都港区北青山1-2-7
コウヅキキャピタルイースト4F
TEL 03-3479-4169 FAX 03-3479-4168
**********************