こんにちは。
ホームコーディネーターの小俣です。
今日は、シリーズでお伝えしております、建築の基礎知識についてお話したいと思います。
日本で建築物に鉄が大規模に使われるようになったのは、明治時代、19世紀の終わりごろだそうです。
建築材料としては比較的新しいが、弥生時代にはすでに、刃物や馬具などに使われていたようです。
鉄の原材料は鉄鋼石。鉄と酸素が化学反応を起こすと、酸化鉄(ザビ)ができますが、実は鉄鉱石の正体はこの酸化鉄なのだそうです。
もともと自然界に存在していた酸化鉄に手を加えて鉄をつくります。
それが雨に濡れたり、長い間大気に触れて酸化すると、酸化鉄ができます。つまり循環しているということですね。
では、酸化鉄からどうやって鉄がつくられるのでしょうか?
それは、鉄鉱石を溶鉱炉に入れ、1200~1400℃の高熱で溶かし、この状態のものを銑鉄(せんてつ)と呼ぶそうです。
それを別の炉に入れ、余分な炭素や不純物を取り除きます。それを型に入れて固まりにし、さらに板状や棒状の形に加工します。
これが建築の材料ということですね。
鉄鉱石からつくられるものを、まとめて鉄ということが多いですが、中に含まれる炭素の少ない順に、軟鉄(なんてつ)、鋼鉄(こうてつ)、鋳鉄(ちゅうてつ)に分けられるそうです。
この中で、建築材料として使われるのはほとんど鋼鉄です。
また鋼鉄の中でも炭素の含有量によって、低炭素鋼(炭素含有量約0.03~0.3%)、中位炭素鋼(約0.3~0.35%)、高炭素鋼(約0.35~2.0%)に大別されるそうです。
建物の構造を支える材料としては、低炭素鋼が使用されます。
また、中位炭素鋼はレールや車輛など、高炭素鋼はバネやピアノ線などに用いられるのだそうです。
このシリ-ズで色々調べていると、意外なことやなるほど!と思うことがあり、もっともっと知識を深めていきたいなと思う小俣でした。
小俣
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