こんにちは。
ホームコーディネーターの小俣です。
今日は、シリーズでお伝えしております、建築の基礎知識についてお話したいと思います。
今回は、内外装についてです。
たいていの住宅では、木材やコンクリートなどの構造材がそのままあらわになってはいません。外壁もしかり。何かしら仕上げ材が施されていますよね。
ただし、ログハウス(丸太組構法)の壁はログ材を横積みにして、そのまま仕上げ材になっています。
建物の外部の仕上げ材を外装、内部の仕上げ材を内装といいます。
内装や外装はデザインの為だけではなく、建物を長持ちさせる為にも重要なものです。
例えば火に弱い、水に弱い、腐食するといった構造用材料のいろいろな弱点をカバーする為に、耐火性、耐水性、耐食性に優れた材料を用います。
外装の材料として、木造住宅の外壁の場合、耐火パネルとモルタルがもっとも一般的です。
モルタルは、耐水性、耐火性に優れていますし、材料費が比較的安価であるといわれています。
鉄筋コンクリートづくりのビルの壁では、薄く切った石の板を張りつけることが多いです。
見た目に重厚で落ち着いた感じがし、石の種類にもよりますが耐火性が高いです。タイルや金属のパネルなどもよく使われています。
そして、内装材料には、木の板や合板、クロス(布やプラスティックでつくられた壁紙)、しっくいなどがあります。
しっくいとは、石炭に砂、のり、糸くずやワラなどを混ぜたもので、日本では昔から壁に塗って使われてきました。
またれんがをタイル状にして壁に貼りつけることもあります。ビルで床に石を張っていることも多いですよね。
コンクリートむき出しの壁のように、構造材がそのままあらわになっている建物の場合は、何らかの形で弱点を補う工夫が施されているはずです。
丸太組構法(ログハウス)以外の構造で造られた家は、このように様々な材料を用いているということがわかりますね。
次回は、火災を防ぐための内装材についてお話します。
小俣
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小俣 あけみ
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