こんにちは。
ホームコーディネーターの小俣です。
今日のホンカの歴史は、海外の子会社と輸出の業績についてです。
ホンカの輸出先はイギリスでした。昔からイギリスはフィンランドにとって重要な輸出先でもあります。
少ないながらも輸出は、企業の将来を考える上で意味が大きかったそうです。それはすでに60年代に意識されるようになりました。
経営が難しくなった時、会社の株を手放すことでなんとか会社を支えようとした結果、創設者兄弟は決定権まで手放すことになってしまったそうですが、これを取り戻せるようになる最初のきっかけと言えるのは、1967年にマンチェスターに売られたフィンランドのスパとサウナでした。
この仲介をしたのがリバプール出身のイギリス人ビジネスマン、レオナルド・ウィリアム・ウィットマンでした。
トゥースラ時代に残した彼の業績は大きい。ラウリの愛称で知られる彼は、のちにマルッティ・アハティサーリ大統領から、フィンランドの経済顧問の称号を与えられました。
角ログ材のスパに支払われた前金は1967年イカーリネンの工場を稼働させるのにも一役買っていたそうです。この取引で得た売上金を元に、イカーリネンの自治体の後押しも得てホンカ・トレード社を設立。
その他カルストゥラ工場を建設し丸ログに力を入れる環境を整えることにもつながりました。
こうした全前進を見せるうちに、ついに自分たちがかつて手放した決定権を取り戻すチャンスが訪れました。
1972年に日本へ250棟のログハウスを輸出するという商談が成立したのです。前金として200万マイカの金額が支払われ、これが株を買い戻すだけでなく、前年に開設されたカルストゥラ工場の丸ログ材製造ラインの稼働をも支えてくれたのでした。
手放していたリエクサ工場も、これで取り戻すことができたのでした。
【 父アルヴォ・サーレライネンの休暇を兼ねた出張で一緒にスウェーデンのノーレテリエを旅行中のアニタ、ピリヨ、カリ。1960年代。 】
この続きは、また次回へ。お楽しみに!
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株式会社ホンカ・ジャパン
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小俣 あけみ
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