『 ホンカの歴史㉚ 』

こんにちは。
ホームコーディネーターの小俣です。

HONKA 2019.1.15-1

今日のホンカの歴史は、前回の続きから1960年代についてです。

順調なスタートを切ったと思われたイギリスへの輸出ではありましたが、思うように成績を伸ばすことはできませんでした。

その理由のひとつはイギリス国内での保険のあり方でした。

火災保険料が石造りの建築物に比べて格段に高かったのでした。ただフィンランドでは、60年代に入ってEFTA(※)による政策のおかげで輸出入が容易になり、海外のと取引が一般に浸透していきました。

※(European Free Trade Association の略) ヨーロッパ自由貿易連合。イギリスの提唱により一九六〇年、イギリス、オーストリア、スイス、ポルトガル、デンマーク、ノルウェー、スウェーデンの七か国が結合した、貿易自由化のための連合。その後、アイスランド、フィンランド、リヒテンシュタインが加盟したが、一九七二年、イギリスとデンマーク、八五年ポルトガル、九五年オーストラリア、フィンランド、スウェーデンが脱退。

また、年間を通じてフィンランドのトゥルクとスウェーデンの間を大型カーフェリーが定期運航されるようになり、多くのフィンランド企業が北欧市場をはじめとする海外進出を始めた頃でもあるのです。サーレライネン兄弟にとってもこれはいい機会でした。

60年代、ホンカのログハウスはわずかではありますが、スウェーデンにも輸出されました。

ホンカの歴史_Royai Appointment

サーレライネン兄弟は、60年代に銀行と中小企業連盟が共同で設立したフェンノ・エクスポート社を通じて、輸出拡大のきっかけづくりに努めました。これによってスイスとの初めての取引が実現し、またイギリスのエリザベス女王の所有するスコットランドの宮殿内に、休憩室と食事室を備えたガーデンハウスを手掛けることとなりました。建設にかかわったのはネストリ・サーレライネンでした。2007年夏には、その35年目の修復を行っています。

ホンカ 歴史【 真ん中の方が、ネストリ・サーレライネン氏 】

ホンカの歴史_エリザベス2世

フィン・ニシェ誌で、マルック・ヴァルッティアイネンが撮影したエリザベス2世の写真が掲載される。ホンカが女王のためにバルモラルに建設したサウナ。サウナの階段に立つエリザベス2世。

エリザベス女王のガーデンハウスがホンカのログハウスだということがわかり、とても嬉しくなった小俣でした。

次回は、1970年代についてです。お楽しみに!

平井 小俣 ログハウス ホンカ 写真

□◆□◇ 完成見学会開催のお知らせ □◆□◇

日時  : 2月9日(土)・  10日(日) 10時 ~ 16時

場所 : 千葉県館山市  ※案内図はご予約の際にお送り致します。

予約先 : メール hirai@honka.co.jp 携帯 090-3132-1169

担当  : 平井まで

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株式会社ホンカ・ジャパン
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小俣 あけみ

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