こんにちは。
ホームコーディネーター&現場作業人(笑)の小俣です。
いよいよ工事も終盤になってきた平井邸、只今仕上げ工事を進めています。
その中で、今回私がお手伝いさせてもらったのは1階キッチン部の窓周りのケーシングの取り付け工事です。
上のメモは師匠のひがしさんがわかり易いようにと、書いてくれたものです。
まずは、横に貼るケーシング材の長さを決めます。
最初に取り付けるところの窓の横寸法を測り(3005㎜)、次に縦のケーシング材を取り付けるための寸法分が片側10㎜(注:コーナーピースの幅も関係します。)なので、横に貼るケーシングの長さは3005㎜-(10㎜×2ヶ所分)=2985㎜という計算となります。
その長さになるようにホンカのケーシング材を電動丸のこで切り落とします。これを2枚用意しました。もちろん、私が電動丸のこで切りました!
次に、先行して貼った2階のケーシングに打ち付けてあるフィニッシュ釘が付いているヶ所を確認。
この寸法に合わせ、
2985㎜の長さに切ったケーシング材にフィニッシュ釘を打つヶ所を、すぐに消えるように薄く鉛筆で印をつけました。
ちにみに、「 この記した位置は下地材や建具枠の位置に打つようにしないとフィニッシュ釘がきかないので、寸法間違いがないように気を付けるんやで。」と、ひがしさん。
ここでもうひとつ重要なことを教えてもらいました。
ケーシング材を貼る際に木裏と木表・上下を確認し、反りがあるかどうか?反りがあった場合、どちら側を表にするか?上にするか?ということを見てから、フィニッシュ釘の位置を記します。
これは木の性質を理解して貼らないと、時間の経過とともにケーシング材が反ってしまったり、寸法通り平行に貼っているのに、曲がって見えてしまうのだそうです。とても勉強になりました!
いよいよ取り付けです。最初に上の部分から。
貼る位置もきちんと上下左右の寸法を測ります。
ちなみに、現場にある端材を25㎜角の寸法に加工し、窓上に乗せその上にケーシング材を乗せれば平行に取り付けられるというやり方を教えてもらいました。なるほど!でした。
こうして、残りの部分とコーナーピースの取り付けまで、一通りわかり易く教えてもらいながら完成です!
仕上げ工事というのは住んでからも目にするところなので、きれいに納めるにはどうしたらいいのか?を下地材の時よりもさらに全体を考えながら施工する必要があるということを改めて実感しました。現場はほんと勉強になりますね。
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株式会社ホンカ・ジャパン
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小俣 あけみ
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