こんにちは。
ホームコーディネーターの小俣です。
今日は、シリーズでお伝えしております、建築の基礎知識についてお話したいと思います。
赤茶色のれんがは、温かく風情があります。
日本では、19世紀の中頃に使われ始めましたが、メソポタミア地方では紀元前から日干しれんがを使っていたといいます。
石ほどではありませんが、れんがは圧縮強度が高いので、数を積み上げて大きな建物にすることができます。
れんがとれんがの間はモルタルでくっつけます。
石と同じく、れんがは積み上げて使うので崩れやすく、地震の多い日本には不向きなのですが、20世紀のはじめ、文明開化の時流に乗ってれんがづくりの建物が増えました。
その美しいれんがづくりも、1923年の関東大震災によってほとんど崩壊してしまいました。
そして、それ以降、建物を支える主要な材料として、れんがは使われなくなりました。
れんがは、粘土を水で練った後で形を整え(形成)、乾かして焼く(焼成)。最も一般的なのは、10cm×21cmの長方形×厚さ6cmですが、用途に応じて細いものや、短いもの、薄いもの、角がとれているものなどもつくられています。
れんがの長所として、火にも熱にも強いことがあげられます。
そのため、溶鉱炉や煙突などによく使われます。
ただし、炉の内側に使われるものは、普通のれんがよりさらに火に強い、耐火れんがという1500℃くらいまで耐えられるものです。
また、中が空洞になっている空洞れんがというものもあります。
れんがは地震に弱いのですが、積み上げるとき、空洞に鉄筋を入れてモルタルを詰めると、地震に耐えることが可能となります。
そして、装飾用、あるいは壁を保護する目的などで、タイルのように張って使われることも多いのです。
今回、私自身れんがは最も古い人工の材料だということを知り、まだまだ知らないことが多い建築材料について、ますます興味を持ちました。
小俣
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小俣 あけみ
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