こんにちは。
今日は、建築予定地の現状把握とプランニングとの関係についてお話したいと思います。
住宅地に多い狭小地。家を建てる時のライフラインの状況や法規、隣接する道路幅やそこに行くまでの道のり、そして障害物があるかどうか?など、ログキットを含む建築資材を運搬するのに建築予定地の周辺状況を調べる事、つまり現場調査はとても重要な作業の一つです。
「 そんなことは当たり前では? 」と思われる方が多いと思いますが、プランニングをするときにもその現場の状況を頭に入れておく必要があるのだということをご存知ですか?
把握しないままプランニングをすると、ご契約後にお施主様に余計な費用を負担してもらわなければならなかったり、間取りの一部変更などをお願いしなければならなくなる場合が出てくるのです。
そのため、必ずプランニングを担当する者(ここでは平井)が建築予定地に足を運び、その目で現地を見て周辺道路を歩き、区役所などで法規を調べてからプランニングに入ります。
どういうことかといいますと、今回東京エリアではKIGUMIさんで施工を担当しています東京都文京区のK様邸、住宅密集地の中で建築が始まっています。
KIGUMIさんのブログをご覧いただいているとわかると思いますが、とても狭い場所です。そのため、都内ではログハウスは建たないよね?とおっしゃる方もいます。
さて、先日K様邸のログキットが入港し、先週の18日から3日間掛けて港でデバン作業を行いました。その時の様子がこちらです。
コンテナの中に納められたログキットたちを手際よく搬出し、屋根付きの倉庫内でそれぞれログ材、構造材、仕上げ材などに振り分け、建築予定地に運搬する順番を決めていきます。
ログ材が短いものばかりだと思われませんか?これは間取りがコンパクトだからという理由だけではありません。
上記でお話ししたように、建築地に隣接する道路幅などを把握していく中で、おのずと運搬するトラック(運搬車)の大きさが決められてきます。
そのトラックに掲載可能な長さのログキットでないと、運搬ができません。
そのためプランニングの段階で、ノッチからノッチまでの距離、つまり田の字や日の字に組まれた一部屋の一辺の長さが、運搬車に積むことができるのか?を考えなければなりません。構造材などもしかり。
例えば、
同じ6mの間口でもノッチの有無により、
狭小地に対応できる間取りなのか否かがわかります。
文章ではなかなかお伝えしずらいことですが、先日の千葉県や岐阜県の完成見学会でも実物を見ながら、このようなお話をさせていただき、皆さんに現地調査の重要性とプランニングにも影響するのだということをご理解いただきました。
今、ご自身で色々プランを楽しまれていらっしゃる方、ログハウスの基本的な知識を得てみたいと思われていらっしゃる方など、お気軽に私達にご連絡ください。
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皆様からのご連絡、心よりお待ちしています!
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