こんにちは。
ホームコーディネーターの小俣です。
今日は、シリーズでお伝えしております、建築の基礎知識についてお話したいと思います。
今回は、鋼材の特徴について。
鋼鉄は細い棒状にされて、鉄筋コンクリートに使われるほか、下記のようなさまざまな形に加工されて、梁や柱などの建物の骨格をなす主要な部分に使用されます。
強度については、特に引張理に対する力がい強いですさらに靭性が高く、粘り強いのです。
薄くても重さに耐える力が強いので、固定荷重の大きな背の高い建物の部材として、うってつけの材料なのです。
ところで、鋼鉄には炭素が含まれています。ほんのわずかな量なのですが、これが鋼鉄の強度を決めているのです。炭素の含有量が多いほど固くて曲がりにくく、丈夫ですが加工しにくいという特徴があります。
炭素が少ないと強度は低いのですが、やわらかく、扱いやすいというメリットがあります。
つまり、炭素の量を調整することによって性質を変え、用途に適した鋼鉄を作っているのです。
鋼鉄の中でも、特殊鋼あるいは合金鋼といって、マンガンやニッケルといった金属を加えてつくるものがあります。
これは、引張力などをより大きくするためで、特にマンガンを入れると強度、硬度、靭性ともに大きくなります。
また、鋼鉄は温度によって強度が変化します。
600℃あたりになると、建材としての役をなさなくなります。そして、1000℃で強度がほとんどなくなり、1500℃になると溶けてしまいます。
炎を出して燃えることはありませんが、熱によって弱くなり変形します。場合によっては、崩れてしまうこともあり得得ます。
そのため、鋼鉄は火災には弱い材料なので、耐熱対策が必要になるのです。
今回、鋼鉄が火災に弱いと聞いて意外だと思われた方が多いのではないでしょうか。
次回は、熱への対策についてお話したいと思います。
小俣
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