こんにちは。
ホームコーディネーターの小俣です。
今日は、シリーズでお伝えしております、建築の基礎知識についてお話したいと思います。
今回は、鋼材の熱への対策についてです。
鋼鉄の熱への対策としては、火や熱に強い材料を鋼鉄の表面に張り付けて、熱の侵入を防ぐのが効果的です。
建築物の構造や設備などについての制限を定めた法律である建築基準法では、建物の大きさや構造などによって、防火材を使うことを義務づけています。
また、鋼鉄を製造する途中でクロム(金属の一種)を加えた特殊鋼のFR鋼(Fire Resistant鋼:耐火鋼)は、そのままで耐熱性があります。
鋼鉄が朽ちるのを防ぐことも大きな課題です。
鋼鉄などの金属が朽ちることを腐食といい、その原因には、サビや電食などがあります。
サビは身近によく見られる現象で、鋼鉄が空気中の酸素と結合して起こる酸化反応によってできます。
鉄筋コンクリートの中の鉄筋は、コンクリートに覆われているので、サビの心配は少ないです。
鋼鉄をむき出しで使う場合は、大気中の酸素や水などに直接触れてしまうので、サビやすいです。
電食というのは、鋼鉄に他の金属が接触して電気化学反応が起こり、その結果、腐食してしまうことです。このような状態で力がかかると壊れてしまいます。
腐食を防ぐ効果的な方法には、鋼鉄に塗料を塗ったり、ニッケルやクロム、亜鉛などの金属の薄い層をつける電気メッキ、溶融メッキなどがあります。
また、プラスティック・コーティングもよく用いられています。
以上、鋼鉄を長持ちさせる方法でした。
小俣
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