こんばんは。
ホームコーディネーターの平井です。
ログホームに住みたいとお考えのほとんどの方が、「ストーブ」
を設置したいと計画すると思います。
その際に「ストーブ」といえば、「薪ストーブ」のみを考える方
が多い様です。
しかし、森林資源を利用して生活の暖を頂く「ストーブ」には、
大きく分けて「ペレットストーブ」と「薪ストーブ」の2種類があ
ります。
まず皆さんは、「ペレットストーブ」と「薪ストーブ」の違いを
ご存知ですか？
「薪ストーブ」はその名の通り、薪を燃料として暖を頂くストー
ブですが、「ペレットストーブ」というのは、
1. 着火と燃料供給が自動である。（タイマー設定も出来ます）
2. 燃料がほぼ完全燃焼するため煙と灰が少ない。
3. ストーブ本体があまり熱くならない。
というストーブです。
広い敷地がある別荘地などとは違い、住宅が密集しているところ
にログホームを建てたいと思われていらっしゃる方にオススメな
のが、この「ペレットストーブ」です。
ペレットを燃料タンクに入れてスイッチを押すだけで、“森林由来
の炎”と「薪ストーブ」同様に快適な暖かさを楽しめます。
また、煙で近隣に迷惑になることも、灰の始末に悩むこともあり
ません。
設置場所の壁や床を耐熱仕様にする必要がないので、既存のご自
宅や事務所などにも設置計画がしやすいです。
そもそも「ペレットストーブ」のペレットというのが、どんな材
料で、どのように出来ているかご存知ですか？
それは、森林を適切に維持管理するために切り出す間伐材や、製
材の際に出る端材等を粉砕・乾燥・圧縮・成形した木質の固形燃
料のことです。
接着剤などは一切使われていないので安心・安全です。
また、セシウム濃度の検査も義務づけられています。
これを専用の燃料にするのが「ペレットストーブ」なのです。
そして「ペレットストーブ」は「薪ストーブ」と同じで、ペレッ
ト(薪）が燃焼するとCO2を排出します。
ただ、元の木が成長過程で吸収して来たCO2をそのまま排出して
いるだけですので、化学燃料の様にCO2を新たに排出しているわ
けではありません。すなわち「カーボンニュートラル」です。
詳しくは以前のブログをご覧ください。➡『木に関するお話』
また、森林資源を有効に活用することによって、これまで以上に
森林の整備が進むという効果があるのです。
建築予定地を決める時から、こうしたストーブについてもきちん
と考えなければいけません。
家づくりを計画する際には、建物のことだけではなく、その場所
で快適な生活を送るために、住宅設備についてもたくさんの情報
を得ることを心掛けましょう。 平井
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