こんにちは。
ホームコーディネーターの平井です。
今日は、前回お話ししました耐久性の向上のための3要素を更に要
因別に概要をお話したいと思います。
まずは、【 設計上の要因 】について。
設計段階は、初期性能としての耐久性能を作り込む段階であり、
これを一般に「耐久設計」と呼びます。
耐久設計では、劣化抑制のための建物周囲の通風、日照を主とし
たマクロな環境作り、所要耐久性能値をもった材料の決定、それ
を保護するための部位構成システム(防水・雨仕舞・通風・換気
等を目的とした各部構法システム)の決定、使い方・維持管理の
確実性を担保する部位構法システム(いわば「使用・維持管理」
のための支援システム」)の決定などがその内容となります。
つまり、ただ単に動線等の使い勝手を考えるだけでなく、風通し
の良さ、陽当たり具合、外的要因の対策等、建物の設計の段階か
らそれらに対してもきちんと考えているか否かで、建物を長持ち
させることが出来るかどうかも影響するということです。
デザインばかりを気にしていては、いい家とは言えないというこ
とですね。
次回は【 施工上の要因 】についてお話したいと思います。平井
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