こんにちは。
ホームコーディネーターの平井です。
今日は、「 一見、建築に関係はないんじゃないの? 」と思われる
商品をご紹介します。
この商品は、古くから木造建築の結合部分に使用される“※ちぎ
り”や、世界遺産に登録された“富士山”など、縁起物をモチーフに
したカラフルな配色の「豆皿」という品物です。
これは、商品企画やプロダクトデザインなどを手掛ける「So-
design(ソウ デザイン)」の「東北モノ作りプロジェクト」から
生まれたんだそうです。
上げられていて、デザインを手がけるのは、同県在住の若手女性
作家だそうです。
古くから伝わる伝統技法を取り入れつつ、現代の生活になじむモ
ダンにアレンジされた小ぶりな豆皿は、箸置きにもなり、食卓を
華やかに彩る新しいテーブルウェアとして重宝しますね。
また、津軽塗を代表する技法のひとつ“唐塗(からぬり)”で描か
れた豆皿は、鮮やかな艶感と斑点模様が特徴です。
始めに仕掛けベラで凸状に漆をつけた模様の上に、何度も漆を塗
り重ね、研ぎだして模様を出すという、とても地道で時間のかか
る作業をおよそひと月ほど繰り返して出来上がるそうです。
この斑点模様の仕掛けや工程の途中の美しさにデザイナーがヒン
トを得て、この豆皿は出来上がったそうです。
塗り立てのお皿に模様をしかけた状態で止めることで、凸模様が
残り、豊かな表情を残します。
また、その模様はひと皿ごとに表情が違い、同じものはふたつと
存在しないそうです。
偶然性が重なり合う、作家の技術やセンスが光る逸品なんです
ね。
こうした日本のモノ作りを知れば知るほど、建築から小物まで、
大きさは違えど、それを作りだす職人の“心 ”が形となって表れる
んだなと感じますね。 平井
(写真A)
※ちぎりという技法は、木材をつなぎ合わせるときに埋め込む蟻形の小片のことで、あえて割れの入った材を天板などに用いる際は、「蝶千切り」(ちょうちぎり:写真A)を入れることにより、「欠点」とみられがちな「割れ」もデザインの一部となり、木という自然素材の素晴らしさを伝えることにつながるのです。
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