こんにちは。
ホームコーディネーターの小俣です。
今日からシリーズで、木の不思議について数回に分けてお伝えし
ていきたいと思います。
ところで、今皆さんがお使いのオフィスのデスクはスチール製で
すか?
私も自宅は手作りの木製カウンターテーブルですが、ホンカのオ
フィスに行くとスチール製のデスクです。
いったいいつごろから、木の机でなくなったのか考えています が
定かには思い出せません。
それもそのはず、最近はオフィスで木の机を使った経験がない人
のほうが多いのですから。
木でつくったものが金属やプラスチックの製品になだれをうつよ
うに置き換えられていったのは、技術の進歩と経済成長の結果、
それらの製品が大量にしかも安く供給されるようになったからに
他なりませんが、一方、明治時代からの脱亜入欧、第二次世界大
戦後の追いつき追い越せといった考え方がずっと続いてきたこと
も影響しているように思われます。
ですから、木造建築は古くさく、木製の道具や器具のたぐいは安
物で、それらを使うのは恰好よくないと考えられ、いわれなく日
常の暮らしから遠ざけられた面もあるのです。
「 木のもの = 安物 」的な見方が生じたのは、従来、木の性質の
そぐわない用途にまで木を用いることが多かったためであるとも
いわれているようです。
木は本来数々のすぐれた性質を備えています。
これからは他の材料と競合するのではなく、木のみがもつ特質を
活かす使い方が広まってほしいものです。
無垢の木には生物材料ならではの温かみや一つ一つ異なる味わい
があるからです。
また一方、特質を伸ばし、弱点をカバーして工業製品並みにマス
プロ化する技術や新たな素材に変換する技術も開発されていま
す。
木は再生産可能な環境負荷の少ない資源です。
今、地球環境問題と関連して、金属や石油製品に勝る需要な資源
として脚光を浴び、新たな「 木の文化 」が形成され始めました。
木の不思議な性質とそれに基づく材料としての良さや弱点、そし
てこれからの木のよりよい使い方などを、このブログで皆さんに
お伝えしていきたいと思います。
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