『 建築の基礎知識② 』

こんにちは。

ホームコーディネーターの小俣です。

 ホンカ 世界

今日はシリーズでお伝えしております、建築の基礎知識について

お話したいと思います。

 

現代の住宅になるまでには、その時代により様々な形があり、そ

れが変化し続けているのです。

 

大昔の人間が家を建てるようになる前は、自然の地形を利用し

て、洞窟や岩かげ、木の上などに住んでいたと考えられていま

す。

 

当時は、動物を狩ったり植物を採取したりして食料にしていまし

た。

そして、「 もうこの辺りの食べ物は食べつくしたな 」と判断した

ら、別の場所に移動するという生活をしていたので、移住しやす

く、比較的簡単につくることができる家のほうが都合がよかった

のではないでしょう。

 

縄文時代の頃になると、「 竪穴式住居 」と呼ばれる建物が普及し

ていました。

ホンカ 竪穴式住居

竪穴式住居

地面を円形や方形に少し掘ってそこを床にし、その周囲の数か所

をもう少し深く掘って柱を立て、円錐形や寄せ棟に組み、その上

を草などで覆って屋根にしたと考えられています。

地面の上に屋根だけが乗っかっているという感じです。

 

炉やカマド、溝などの設備がついた住居と考えられる遺跡も発見

されているそうです。

広さは様々ですが、20~30㎡程度が多かったようです。

今でいうとワンルームアパートメントくらいの広さですが、当時

は、この狭い空間に家族数人が寝食をともにしていたようです。

 

弥生時代に入ると、自分たちで穀物を育てて収穫する、農耕文化

が始まります。

そうすると、大事な収穫物を保管する場所が必要になります。

そこで、稲穂の倉庫として「 高床式建物 」と呼ばれるものができ

ました。

高床式住居

雨やネズミなどから稲穂を守るために床を高くし、そこに登るた

めに取り外しできるはしごを使っていました。

当時は竪穴式の建物に住み、高床式の建物を倉庫に使うのが一般

的だったと考えらえているそうです。

 

いかがでしたか?

こうして建築の書物を読み、現代の家ができるまでには、こうし

た長い歴史があることがわかり、ますます建築の面白さを知りま

した。

次回は、神社建築のはじまりについてお話ししたいと思います。

小俣 小俣

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小俣 あけみ
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