こんにちは。
ホームコーディネーターの小俣です。
今日はシリーズでお伝えしております、建築の基礎知識について
お話したいと思います。
現代の住宅になるまでには、その時代により様々な形があり、そ
れが変化し続けているのです。
大昔の人間が家を建てるようになる前は、自然の地形を利用し
て、洞窟や岩かげ、木の上などに住んでいたと考えられていま
す。
当時は、動物を狩ったり植物を採取したりして食料にしていまし
た。
そして、「 もうこの辺りの食べ物は食べつくしたな 」と判断した
ら、別の場所に移動するという生活をしていたので、移住しやす
く、比較的簡単につくることができる家のほうが都合がよかった
のではないでしょう。
縄文時代の頃になると、「 竪穴式住居 」と呼ばれる建物が普及し
ていました。
地面を円形や方形に少し掘ってそこを床にし、その周囲の数か所
をもう少し深く掘って柱を立て、円錐形や寄せ棟に組み、その上
を草などで覆って屋根にしたと考えられています。
地面の上に屋根だけが乗っかっているという感じです。
炉やカマド、溝などの設備がついた住居と考えられる遺跡も発見
されているそうです。
広さは様々ですが、20~30㎡程度が多かったようです。
今でいうとワンルームアパートメントくらいの広さですが、当時
は、この狭い空間に家族数人が寝食をともにしていたようです。
弥生時代に入ると、自分たちで穀物を育てて収穫する、農耕文化
が始まります。
そうすると、大事な収穫物を保管する場所が必要になります。
そこで、稲穂の倉庫として「 高床式建物 」と呼ばれるものができ
ました。
雨やネズミなどから稲穂を守るために床を高くし、そこに登るた
めに取り外しできるはしごを使っていました。
当時は竪穴式の建物に住み、高床式の建物を倉庫に使うのが一般
的だったと考えらえているそうです。
いかがでしたか?
こうして建築の書物を読み、現代の家ができるまでには、こうし
た長い歴史があることがわかり、ますます建築の面白さを知りま
した。
次回は、神社建築のはじまりについてお話ししたいと思います。
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