こんにちは。
ホームコーディネーターの小俣です。
今日は、私がこの仕事に携わり、ログハウスの事をあらゆる角度
から勉強し、私はもちろんの事、私達家族が「木の板を貼った家
ではなく、ログハウスに住みたい!」と、思ったきっかけになっ
たことを、数回に分けてご紹介していきたいと思います。
2回目の今日は、ログ(丸太)の耐水性についてです。
当時、私の家族が口々に「 木は腐ってすぐに壊れてしまうか
ら、長持ちしないでしょ?」といっていました。
その時に説明した一部が、下記のような内容でした。
ログの耐水性は、ログの含水率に左右されます。
ログの腐り、青カビなどは、ログの含水率が20%以上で、気温が
5%以上の条件がそろった場合に生じます。
空気中の湿度が長期間にわたって85%以上になった場合、ログの
含水率が20%以上になることがあります。
ログ壁の下部は、雨あるいは雨の跳ね返りに晒され、腐りやすい
ので注意が必要です。
基礎コンクリートの中にある湿気によっても、ログの腐れが生じ
ることがあるため、基礎の仕様がそのことを考慮された施工に
なっているかどうかも重要です。
菌が繁殖する条件は学術書などによると6つぐらいの条件がある
そうですが、 簡単に実際的なことから言うと2つだけなのです。
水と酸素の2つが同時に存在することです。
つまり、水か酸素のどちらかがなければ腐らないのです。
法隆寺の柱が腐らないのは、水がかかってもすぐ下に流れ落ち、
風通しが良いからなのです。
また、水の中につけられたり、土のなかに埋められていると、酸
素がないため木は腐りません。
古代の修羅が原形のまま発掘されたり、1500年前の飛鳥のお
寺の柱が出てくるのはこのためなのです。
「 なるほど!」と、家族も納得してくれたお話しでした。
次回は、ログのセトリングについてお伝えします。
小俣
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株式会社ホンカ・ジャパン / ホームコーディネーター