『 建築の基礎知識⑦ 』

こんにちは!

ホームコーディネーターの小俣です。

ホンカ カナダ

今日はシリーズでお伝えしております、建築の基礎知識について

お話したいと思います。

 

徳川幕府の鎖国制度によって、二百数十年もの間、日本は海外と

の交流を絶っていました。

ところが、1853年、アメリカのペリーの来航をきっかけに、開国

することになりました。

開国後は、海外から技術者や外交官、商人などが渡米し、その多

くは横浜や神戸、長崎などの港町の外国人居留地に家を建てて住

んでいました。

いまは観光名所になっており、中に入って見学できる西洋建築も

あります。

長崎には、大浦天守堂グラバー邸など、そのころに建てられた

西洋建築が残っており、多くの人が見学に訪れて、異国情緒を楽

しんでいるそうです。

1863年に建てられたグラバー邸は、日本に現存するもっとも古い

西洋建築のひとつで、国の重要文化財に指定されています。

当初の持ち主は、幕末から明治時代にかけて活躍したイギリス人

商人、トーマス・グラバーです。

この人は、倒幕を計る若い志士を助け、この邸宅の屋根裏部屋に

彼らをかくまっていたそうです。

 

グラバー邸は木造の平屋建てで、屋根は和小屋という日本独特の

形式です。

建物のまわりは石畳のベランダになっていて、ヨーロッパ諸国が

東南アジアの植民地に建てていた住宅の形式から来たといわれて

いるそうです。

また、もともとはL字だったのですが、増改築を重ね、中央から各

部屋がはりだしたクローバーのような形になったそうです。

 

全体的に開放的で、従来の日本住宅とは大きく異なりますが、

所々に日本的な部分もあり、和洋折衷という感じだそうです。

というのも、設計は外国人ですが、大工が日本人だったからだそ

うです。

このような外国人設計士による西洋風建物の影響を受け、日本の

建築は大きく変わっていくのでした。

 

今回もまた建築を通じて新たな歴史を知り、ログハウスだけでな

く、建築の歴史を子供たちに教えてあげたくなりました!

 

次回は、耐震技術の発達についてご紹介します。

小俣 小俣

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株式会社ホンカ・ジャパン / ホームコーディネーター

小俣 あけみ

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