『 建築の基礎知識⑨ 』

こんにちは!

ホームコーディネーターの小俣です。

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今日はシリーズでお伝えしております、建築の基礎知識についてお話したいと思います。

前回お話ししたように鉄骨、鉄筋コンクリート、鉄骨鉄筋といった技術が一般に普及すると、より背の高い建物の建設が可能になりましたが、1923年(大正12年)に起こった関東大震災によって、高い建物の建設に「 待った! 」がかかりました。

死者・行方不明者10万4000人、被害を受けた世帯69万戸というこの大惨事のあと、大地震に耐えられる建物として、高さが31mに制限されました。

つまり、31mというと13階建てくらいしか建設できません。

その為、各階の高さを低くして延べ床面積を大きくするビルが目立つようになりました。

その後、耐震技術の研究が進み、1963年に31mの高さ制限が撤廃され、その代わり敷地面積に対する建物の延べ床面積の割合である容積率が規制されることになりました。

1968年に完成した霞が関ビルは、地下3階、地上36階、高さ147mのかつての高さ制限を大きく上回る超高層ビルとして有名になりました。

ちなみに、この霞が関ビルは当初9階建てで高さ31mで建設される予定だったそうです。しかし、超高層にした方が敷地内に占める建物の割合を小さくできるためゆとりができ、建物内部も明るくなるということから、36階建てになったそうです。

現在は背の高いビルが次々と建っていますが、耐震だけでなく、強風に耐える耐風設計もとても重要なものとなっています。

日本の名所にもなっている横浜ランドマークタワーは、レイト・モダニズムの建築家であるヒュー・スタビンスが設計したのですが、裾広がりの下層部と垂直な高層部の2つの部分に分けて構成し、耐震・耐風を考えた設計になっているのだそうです。

ホンカ O様邸(14)

ちなみに、ログハウスは品確法で定められた耐震等級の最高級である3の耐震力で設計することが可能となっており、建築基準法で定められた耐震力の1.5倍の強さがあります。

そして、一般住宅で等級3の建物を建てる場合は、費用がかかる場合が多いのですが、ログハウスではほとんど追加費用なしでこの耐震力が得られるので、なんてお得なんだろうと思ったのでした!

小俣 ホンカ ログハウス 小俣

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