こんにちは。
ホームコーディネーターの小俣です。
今日は、シリーズでお伝えしております、建築の基礎知識についてお話したいと思います。
今日は、プレストレストコンクリートについてです。
コンクリートは、工場で材料を混ぜ合わせてから工事現場に運び、流し込んで固めるのが主流になっています( 『 建築の基礎知識㉒ 』参照)が、さらに固めるところまでを工場で行うこともあります。
これを、プレキャストコンクリート( Precast Concrete:あらかじめ形成したコンクリート )といいます。
工場でつくるので、品質管理が行き届きます。ビルや工場の外壁などのほか、住宅にも用いられているようです。
鉄筋コンクリートをさらに強化しましたプレストレストコンクリート( Prestressed Concrete )も、プレキャストコンクリートの」ひとつです。これは、あらかじめ圧縮されたコンクリートです。
例えば、広い場所で大勢が働くオフィスビルなどの場合、鉄筋コンクリートの床でもまだ頼りないかもしれません。
床を厚くしたり、中の鉄筋を太くすればいいのですが、そうすると床の重量が大きくなり、床を支える柱を太くしなくてはなりません。
そうすると、余計なお金がかかり不経済ですし、柱のスペースのせいでオフィスの面積が小さくなりますよね。
プレストプレスコンクリートはこうした問題を解消します。
あらかじめコンクリートに圧縮をかけることによって、ビルが完成したときにかかると思われる荷重によって生じる引張力を打ち消すのです。
このように、コンクリートの弱点を補う技術が色々と開発されているのです。
次回は、鉄はどうやって作られるのか?についてお話します。
小俣
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小俣 あけみ
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