こんにちは。
ホームコーディネーターの小俣です。
今日は、シリーズでお伝えしております、建築の基礎知識についてお話したいと思います。
今回は、建築物の骨格をなす材料を水から守る方法についてです。
このシリーズでは、ここまで建築物の骨格をなす材料について説明してきました。
現在の日本では、これまでに説明してきました木、コンクリート、鋼鉄の3つが主な構造用の材料といえるでしょう。
この3つはどれも、水にさられっぱなしだと都合が悪いのです。
木はゆがんだり、腐りの原因となる条件が整うと腐ったりします。
また、コンクリートは水自体には強いのですが、ひび割れが発生すると、そこから水が入り込み、中の鋼鉄が錆びてしまいます。
そこで、水から材料を守るには、屋根や外壁など外に面している部分や、造作浴室など、室内で水を使う箇所に水を通さない材料でつくられた防水層を設けることが必要です。
防水層の材料の主なものには、アスファルトやモルタルの他、ナイロンやポリエチレンなどを薄いフィルムにした高分子などがあります。
アスファルトというと、道路にしきつめられているものを想像する方が多いと思いますが、実はとても種類が多く、建物の防水材としても活躍しています。
アスファルトは石油や石炭から採れる黒っぽい個体が半固体です。道路に使われれているものも、優れた防水性によって地盤を保護しています。
建築物の防水に使うアスファルトには、フェルト布でつくったシートをアスファルトに浸してつくるアスファルトフェルトなどがあります。
そして、モルタルはセメントと水、砂を混ぜてつくったもので、元来水を吸い込む性質があります。
防水目的に用いるためには、防水剤を加えなければなりません。
防水剤を加えたモルタルは防水モルタルと呼ばれ、壁や床の表面に塗れば防水層になります。
次回は、内外装の材料についてお話します。
小俣
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小俣 あけみ
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