こんにちは。
ホームコーディネーターの小俣です。
今日は、シリーズでお伝えしております、建築の基礎知識についてお話したいと思います。
今回は、火災を防ぐための内装材についてです。
ガスコンロを使用しているキッチンで、もし火災が発生したとき、内装材が燃えやすいものだと、一気にキッチン全体が火に包まれ、火が廊下や別の部屋に移り、家全体に及びます。
最悪の場合、構造材が崩れて家が倒壊したり、隣の家にまで火が燃え移ってしまいます。
このようなことのないように内装材には、火を燃え広がらせない性質を持つ防火材料を使うことが大切です。
防火材料には、火事の拡大を防ぐ機能の高い順に、不燃材料、準不燃材料、難燃材料があります。建築基準法では、建物の大きさや、建物の使用目的などによってどの材料をどの程度使うかが義務づけられています。
不燃材料は、無機質または金属質の材料から成り、鉄鋼やしっくい・石などがあります。
準不燃材料としてよく使われるのは、石膏を専用の紙で挟んだ石膏ボードです。
難燃材料には、合板を加工処理した難燃ボードなどがあります。
防火材料は、その材料に火が当たっても着火しにくいものをいい、文字どおり、火を防ぐ働きをするのですが、その中でも特に長い時間火にあぶられても、構造材に影響を与えないものを耐火材料と言います。
耐火材料には、コンクリート、れんが、モルタルのほか、セメントや岩綿等を混ぜ合わせたものを構造材に吹きつける吹付岩綿、軽量コンクリート(コンクリートは、一般に軽量のほうが断面に穴がたくさん空いていて熱が伝わりにくいため)などがあります。
ちなみにホンカのログは、防火認定構造(30分間ログ壁に火の貫通や崩壊がなく、安全であることを証明するもの)で、45分間/60分間で認定されています。
【 熱を加えると金属は短時間で強度を失いますが、木材は15分後でも、かなりの強度を保ちつづけます。】
そのため、建築規制の厳しい「 建築基準法22条地域 」や準防火地域にも建築が可能です。
今から土地を購入予定で、その土地の法規について知りたいという方は、お気軽に私達にご相談ください。
家づくりを失敗させない方法の一つです。
小俣
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