こんにちは。
ホームコーディネーターの平井です。
今日は、前回よりお話ししております耐久性の向上のための3要素
の最後【 維持管理上の要因 】についてお話したいと思います。
設計と施工によって実現された構造材の初期耐久性能値は、設計
時に想定した以上の負荷をかける使い方をした場合や、適切な維
持管理が行われない場合には、想定した時間以内で限界値に達し
てしまうことがあります。
したがって、これらの建物の使い方や維持管理に関する要因は、
構造材の初期耐久性能値の低減係数として据えることが可能で
す。
これらの要因は建物使用者の意識に係わる要因でもあるため、基
本的には建物価値を長期にわたって維持することが個人的に利益
となる社会、経済環境を整備するとともに、それが資源や環境な
どの社会的な側面からも、正しい考え方であることを啓蒙して行
くことが必要なのではないでしょうか。
「木のお家は、腐ってしまうから耐久性能が低い。」と思われて
いらっしゃる方も多いと思います。
しかし、今回シリーズでお伝えしてきました『 木造住宅の耐震性
と耐久性について 』をお読み頂き、「木の家だから」「ログハウ
スだから」耐久性が低いということではなく、どんな家も「設
計」「施工」「維持管理」の3要素の全てをうまくコントロールす
ることによって、建物の耐久性が向上するということを覚えてお
いておいてほしいと思います。
どんな建物にもメンテナンスは必要です。
その中で、自分達が維持管理しやすい構法はどれか?
永い時間過ごす住まいに何を求めるのか?
住まいは雨風をしのげる“ただの箱”として考えているのか?等、
皆さんそれぞれ「家」に対する考え方や求めていることが違うと
思います。
そのことを改めて確認する上でも、モデルハウス見学やイベント
への参加を積極的にして頂きたいと思っております。
明日から2日間行います「ログハウスのプランニング勉強会」も、
そのことを確認できる絶好の機会です!
両日共まだ若干の余裕があります。
本日の雪も積もることなく、もう今の時点で雨に変わっていま
す。
明日明後日ご予約頂いている方も、今からご予約頂く方も、ぜひ
道中お気をつけていらして下さい。
皆さんとお会いできること、心よりお待ちしております。 平井
◇◆◇ ログハウスのプランニング勉強会を開催します。 ◇◆◇
《 日にち 》 2015年1月31日(土)・ 2月1日(日)
《 時 間 》午前の部 10:00 午後の部 14:00 (全4回)
《 会 場 》青山ショールーム
《 ご予約・お問い合わせ先 》
E-mail : hirai@honka.co.jp
Mobile : 090-3132-1169(イイログ) 平井まで。
※参加者全員にプランニンググッズをプレゼント!