こんにちは。
ホームコーディネーターの小俣です。
今日は、私がこの仕事に携わり、ログハウスの事をあらゆる角度
から勉強し、私はもちろんの事、私達家族が「木の板を貼った家
ではなく、ログハウスに住みたい!」と、思ったきっかけになっ
たことを、数回に分けてご紹介していきたいと思います。
最初の今日は、ログの含水率と割れについてです。
木は、吸湿性のある材料で、その含水率は周りの空気の湿度及び
温度に左右されます。
加工段階で、強制乾燥させたログの含水率は、冬季には内部にお
いて約11%、雨に直接あたらない外部において約15%といわれて
います。
また、夏季には内部で11~15%、外部では約15%になります。
日光が直接あたる場所では、ログの含水率は多少下がります。
これは立地によって多少の数値の違いがあります。
次に、木の収縮率についてお話します。
木の収縮率は方向によって違うため、木が乾燥するにしたがって
内部に応力が生じます。
この応力が木の引っ張り強度を超えた場合、木の割れを生じさせ
ます。
割れの程度はログの含水率及びサイズに左右されます。
大きなサイズのログを自然乾燥させた場合、大きな割れが生じる
ことがあります。
ログに生じる割れは、一般にログの断熱性にあまり影響のないも
のとされています。
空気中の湿度の変化に伴い、ログの含水率も変化し、その結果、
割れの程度にも変化が生じます。
そうした含水率の変化を繰り返すことによって、ログの1本1本が
固くなり、積み重なっている部分の気密性が増し、強度を増して
いくとも言えます。
ちなみに、強度が増すという安心感にプラスα、私達家族が室内の
快適さを最も実感するのが、湿気の多い梅雨の時期です。
これは、実際にログホームの室内で生活していて、ジメジメする
ということを感じないことや、我が家を訪れる方が「 雨が降り続
いているのに、室内がすごくカラリとしている!」と口々におっ
しゃっるからです。
改めて木の素晴らしさを実感する瞬間ですね。
Have a Merry Christmas!
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