こんばんは。
ホームコーディネーターの平井です。
フィンランドの別荘が持つ様々な顔についてシリーズでお話しし
ています。
前回のブログ(8月21日)では、フィンランドの夏用の別荘につ
いてお話させて頂きましたが、今日はその別荘を建てる場所につ
いてお話したいと思います。
近年、フィンランドの人たちはゴルフ場やスキー場などのレ
ジャーセンターの近くに休暇用住宅(別荘)を建てるケースが増
えているそうです。
この様な家は核家族で共有することもできるので、一年中空き家
になることがほとんどないそうです。
ボートが趣味の人たちは群島の中で、ヨットやモーターボートで
すぐ行けるようなところにベースキャンプを置きたいと考えま
す。
避暑用の住まいはシンプルでよいと考える人も、第二の住まいの
ようなものを望む人もいます。
しかし、海や自然の魅力が味わえる場所の近くが良いと思うのは
皆同じです。
仕事に追われてあわただしい日々を送っていると、時には自然に
抱かれ、シンプルで静かな休暇を過ごして、バランスをとらねば
なりません。
休暇用の住宅は、まさに荘厳な自然の中の美しい安らぎのオアシ
スです。
釣りをしたり、ベリー摘みをしたりしていると、夏の日はすぐに
過ぎてしまいます。
屋内トイレや水道といったごくシンプルな文明の利器も必要あり
ません。
シンプルかつナチュラル、余計な道具や仕掛けはなくてもよいの
です。
夏には戸外で過ごす時間が長くなります。
ですからこうした家は小さくても、テラスや屋根付きのアウトド
アキッチン、あるいはボートを停めておける突堤のようなちょっ
としたスペースが設けられています。
フィンランドのようなゆったりとした時間を過ごすことのできる
間取りを考えてみるのも楽しいですね。 平井