こんにちは。
ホームコーディネーターの平井です。
今日は、シリーズでお伝えしています木に関する事柄について、
お話ししたいと思います。
日本だけでも、樹木の数は1,000種以上もあり、いろいろな利用に
供される有用樹種だけでも100種を超えるそうです。
それらの樹木はそれぞれ性質が異なり、人はその長い歴史を通じ
て、木の性質を活かした使い方を見出してきました。
前回お伝えしました食べ物をつまむ道具である割り箸は、清潔で
あることが第一ですが、色もよくなくてはならず、変な匂いがし
ても困ります。
それでいて結構力がかかることもあるし、また割るときに真っす
ぐに割れてくれないと不愉快でもありますよね。
こんな条件にかなうのはどんな木でしょうか。
それは、吉野スギだそうです。
吉野スギの背板(酒樽をつくった残り。丸太の外側の丸みの部
分)でつくった割り箸が東京市場に進出し、その名をはせたのは
明治の中頃だそうです。
今では、割り箸はエゾマツ、トドマツ、シナ、カバ、タケ等でつ
くられるようになりましたが、吉野スギの背板からつくったもの
が一番よいということに異論はないという方が多いのではないで
しょうか。
まな板はというと、まな板は水を吸いやすい木は適しません。
また、包丁傷が大きくつく木も、食べ物が挟まり不潔になるの
で、衛生面から除外されます。
このほか、包丁の葉を傷めず、食品の移り香が少ないなども要求
されます。
まな板には、ヒノキ、ホオノキ、ヤナギ、カツラ、イチョウ、サ
クラなどが使われてきたそうですが、食品科学研究所が衛生面か
ら適性試験を行ったところ前掲の木の中ではホオノキとヒノキが
一番良いとの結果が出たそうです。
樹種と道具の関係。私自身とても興味がありますので、これから
色々調べてみようと思います。
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