こんにちは。
ホームコーディネーターの小俣です。
今日は、シリーズでお伝えしております、建築の基礎知識についてお話したいと思います。
木材には水分を吸収・発散する働きがあります。
そのため、湿度の高低によって収縮を繰り返し、その結果、木材が歪んだり、反ったりすることがあります。
また強度についていうと、繊維方向にかかる力への抵抗力は大きいのですが、繊維に直交する方向からの力には弱いのです。
こうした木の弱点をうまく補っているのが、合板なのです。
それでは、合板をつくる過程を説明したいと思います。
まず、大根をかつらむきにするように、丸太をくるくるとむいて数ミリ程度の薄い板をつくります。これを単板、あるいはベニヤといいます。
これを乾かして適当な大きさに切って、繊維の向きを交互にして接着剤で貼り合わせていきます。
これに高圧をかけて乾燥させたものが合板です。ベニヤともいいます。
繊維の向きが1枚1枚直交し、さらに圧縮されて接着しているので、湿度の変化が起こっても、個々の繊維それぞれの伸縮する働きが平均化されます。
さらに、繊維方向と繊維に直交する方向の両方に強い、優れた材料なのです。
壁や床などの、建物の内部の部材によく使われており、たとえば、フローリングの床は合板の上に色や模様の美しい高価な木(銘木といいます。)が張られています。
さらに、ドアや扉、家具の芯にするなど、幅広い用途に使われています。
身近なところに合板は使われていることがわかりますね。
建築材料について知ることはとても面白く楽しいので、今後も引き続き色々調べて、皆さんにお伝えしていきたいと思います。
小俣
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小俣 あけみ
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