『 建築の基礎知識⑯ 』

こんにちは。

ホームコーディネーターの小俣です。

ホンカ ベッドルーム

今日は、シリーズでお伝えしております、建築の基礎知識についてお話したいと思います。

 

皆さん、木の強度について考えたことがありますか?

木は腐ったり、白アリが発生したり、割れることがあるためか弱い材料というイメージを抱えている人がいるかもしれません。

しかし、必ずしもそうとはいえません。繊維の方向、つまり木が成長していく縦の方向の強度は、圧縮力、引張力ともに大きいのです。

木材の強度

例えば、木材1c㎡あたり、どのくらいの圧縮力に耐えることができるのかというと、種類にもよりますが、だいたい300~400Kg。コンクリートは、200~300Kg。鋼鉄は3500Kg程度の力に耐えられるといわれています。

木材の圧縮 ログハウス

これは同じ面積当たりで比べたものですが、同じ重さで比較した場合は、木は鋼鉄よりも強く、弱い材料ではないのです。つまり、木という軽い材料で強い建物ができるということです。

日本では昔から使われているだけあって、風土に合った優れた材料なのですが、燃えるということが大きな欠点だといえます。

木は熱されるとまずガスが出て、これに火が着いて燃え始めます。その温度はだいたい260~270℃ですので、このくらいの温度になると、火災の発生する可能性が高いということになります。

ただし、ある程度以上の厚さになると、表面が焼けても、そこが炭になって防火の役割をし、内部の熱が伝わるのを遅らせます。

木材と火災

そのため、大きな火災によって木造の家が焼け焦げてしまっても、柱や梁など厚みのある木材だけが焼け残っていることがよくあると思います。

また、木は火を出して燃えるが、熱は通しにくいのです。

その断熱性は、コンクリートや鉄などの材料と比べても、格段に上回っています。さらにその熱のせいで柔らかくなったり溶けたりすることがないので、そういう意味では、一概に火災に弱い材料とはいえないのです。

小俣 ホンカ 小俣

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株式会社ホンカ・ジャパン
ホームコーディネーター
小俣 あけみ
E-mail omata@honka.co.jp
直通電話 080-7044-6911(ログイイ)

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『 我が家の住宅ローンの借り換えを行いました。 』

こんにちは。

ホームコーディネーターの小俣です。

 ホンカ ロシア 紅葉 6

今日は、我が家の住宅ローンの借り換えを行ったので、その流れについて簡単にお伝えします。

ホンカ・ログホームに住み始めて早6年と半年が過ぎ、そろそろ返済額の見直しをしようと各金融機関の金利の見直しをしました。

小俣邸 リンヤ変更

新築時に借りていたのは、みずほ銀行窓口のフラット35ローン。

当時の金利は、当初10年間は1.76%、11年目~10年間は、2.46%、それ以降は2.76%の利率で支払いを開始しました。

支払いの目安としては、月々10万円くらいとしていましたので、それを超えてくる時期があと数年だということと、借り入れをした時よりも、低金利なので見直してみようと考えたのです。

今回選んだ金融機関は、地元の信用組合です。
選んだ理由は、金利の低さも比較の要素ではありましたが、それよりもその対応の良さでした。
私の質問に対して、的確に答えてくださり、 我が家にとってメリットがある方法をいくつか提案してくれました。

小俣邸 再塗装 2015年3月

手続きの流れとしては、最初に我が家の現在残っている借入額相当金額がこの組合から融資可能かどうかを仮審査する手続きをしました。

今回は、10年固定の元利均等型の融資を申し込み、11年後以降は、フラット35ローンの返済予定金利2.76%で目安の返済額を出しました。

その既定書類を確認し、記入・押印をしたり、納税証明書や源泉徴収票などの書類をそろえ提出。結果が出るのを待ちました。

1週間後、審査合格との連絡がありました。

今回の手続きをするのにも、私達夫婦のスケジュールに対して、担当者の方が色々と工夫をしてくださり、主人や私の仕事に支障がないように動いてくれました。

そして、すぐに組合の通帳に資金が入り、次はみずほ銀行への返済手続きです。

この手続きも事前にみずほ銀行に予約を入れておき、その日を全額借入返済の申し込み日とし、この日から実働日数10日後に借入返済を行うという手続きを済ませました。
これは、金融機関によってやり方が異なります。

我が家も今回借り換えによる費用(手数料や抵当権抹消及び再設定など)26万円程発生しましたが、それ以上に今後の月々の返済額が減ったこと、TOTALの返済額が大幅に減る可能性が出てきたことで、この手続きを行いました。

以上のように、簡単に借り換えの流れをお伝えしましたが、新築時からあまり年月が経っていない方も、何年も返済をしている方も、一度借り換えについて考えてみてはいかがでしょうか?

小俣 ホンカ 小俣

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『 ホンカの歴史⑥ 』

こんにちは。

ホームコーディネーターの小俣です。

HONKA ポーランド

今日は、現在主流となっているログ材の形状の変化についてお話したいと思います。

丸ログ材というのは、平削りのものに比べ、歪みや木の呼吸量が大きいです。

木材を乾かすための技術開発はこの丸ログ材の特性から生じる問題を解決する手段なのです。

ホンカでは角から通しボルトを使うことで壁の歪みをコントロールし、ログ材が湾曲するのを防ぐ方法を見出しました。

HONKA 工場1

また、ログ材がしっかりとつながっていくように開発されたログハウスは、特に日本のように地震のある国で重要なセールスポイントになりました。

1972年、フィンランドの素材や技術は地震の多い日本では不適合化と考えられたこともありましたが、最終的には当時で最大の商談が成立しました。

通しボルトを使った壁が相手の考え方を変えたのでした。

商談成立の前に東京大学で行われた調査検査が提出されました。

通しボルトを使ったログ壁は、その耐震性が優れていると認められたのです。

ラミネートログ材は現在のログ材製造技術の頂点にあると見ていいのではないでしょうか。

このログ材は二つまたはそれ以上の木材を接着剤によってにひとつにし、表面を削って加工するというものです。

ラミネートで角ログ材も丸ログ材もできます。

ラミネートログ材はほとんどの面で1本の木から作られたログ材と同じ性質を有しています。

違いといえばその寿命でしょうか。

ラミネートログ材で建てられたログハウスには、かつてのログハウスのような痛み易さ、つまり歪んだり割れたりするようなことが少ないのです。

新しい時代を迎え、ログ材の生産でも新たな方法がとられるようになってきました。

ログハウスに対する要求は立場によってそれぞれ異なります。

建築家や顧客の要望、建築基準や推奨事項、可能な限りの新しい技術などを考えなければなりません。

このうち顧客の希望の中で、外観デザインを重要視する方が多いといわれています。

ワールド ホンカ16

その他にログハウスの判断材料になるのが、壁を積み上げる際のログ材同士の密接度と断熱材、そして長らく住めるかどうかの耐久性などです。

ホンカでは昔から顧客を第一に、まずその声に耳を傾けることから始めています。

サウナ、サマーハウス、セカンドハウス、住宅、その他公共の建物や大型物件、それぞれ必要な時間を十分にとって、顧客の希望に応えるように心がけています。

ログ材やログハウスが他社と比較した時に多くの特性を備えたものになっているのは、顧客主体でやってきた結果である部分も大きいのではないでしょうか。

 

今回のお話で、ホンカ・ログホームの本格的な世界展開の始まりが日本だったということがわかりますね。

小俣 ホンカ 小俣

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