こんにちは。
ホームコーディネーターの小俣です。
今日は、シリーズでお伝えしております、建築の基礎知識についてお話したいと思います。
前回の続きです。
建物の完成直後は、コンクリートに水分がたくさん含まれています。
その理由は、コンクリート工事を行いやすいように、コンクリートが固まるために必要な水量の2~4倍の水を混ぜるからです。
この余分な水分は、5年くらいかけて減り続けます。
つまり、この間水分が蒸発し続けているため、コンクリートに囲まれた部屋は、耐火性、耐熱性に優れていることになります。
しかし、水分がなかなか抜けていかず、湿度が高いという点は否めません。
皆さんは、このコンクリートはどうやって」作っているのか?杜考えたことがありますか?
以前は、工事現場で材料を混ぜ合わせて作っていたそうですが、最近では、製造工場でコンクリートを作ってから、固まらないううちにトラックミキサーと呼ばれる車で現場へ運ぶことが多くなってきました。
コンクリートは微妙な調合によって性質が決まってしまうので、現場で作業するよりも、専門の工場で製造したほうが、品質が安定します。
ただし、道が渋滞して現場に着くまでに時間がかかりすぎると、途中でコンクリートが固まってしまうこともあり得ます。
そういうことを考慮して、工場では水以外の材料だけを混ぜておいて(空練りといいます)、現場で使う直前に水を加えるという方法もあるそうです。 なるほど!です。
調合が難しいし、運搬の時間制限などもありますが、コンクリートには様々なメリットがあります。
セメントや砂に砂利、水といった、日本でたくさん算出される安い原料で作ることができます。
それに、天然材料のように、もともとあるものを必要な形に加工するのではなく、使う人が原料の調合を決めて好きな形に加工することができるという、使い勝手の良さがあるのです。
次回は、コンクリートの弱点を補うことについてお話します。
小俣
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小俣 あけみ
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