こんにちは。
ホームコーディネーターの小俣です。
今日は、シリーズでお伝えしています木に関する事柄について、お話ししたいと思います。
すべすべして艶のある肌が好ましいのは、人間ばかりではありません。
木材も一般にきめの細かいのをよしとしているそうですが、見た目の良さには細胞の種類、分布と大きさのほか、年輪の大きさも影響してくるのだそうです。
1年間の肥大成長量を示す年輪幅が広いか狭いかは、木材の加工性や製品の出来栄えなどの良しあしを予測するうえで重要な目安とされてきたのだそうです。
木材業者は、ヒノキの丸太の良しあしを中心部分の年輪が狭くてそろっているかどうかで判断しているそうですが、これは製品にした時に節などの欠点が出にくいからなんだそうです。
しかし、広葉樹では年輪幅の大小だけで材の良しあしを決める事には問題があるそうです。
木材の強さの目安となる密度(硬さ)と成長速度(年輪幅)との関係は、針葉樹と広葉樹で違いが見られるばかりでなく、針葉樹でも樹種によって異なり、スギやヒノキではあまり明確な関係は見いだせないのだそうです。
この関係がよく理解できるのは、広葉樹の中でもケヤキやミズナラのような還孔材(※1)で、成長がよい方が材は重硬になり、悪くなると軽軟になるそうです。
※1:環孔材とは導管が環状に並んでいる材のことです。
これは環孔材では成長の良否にかかわらず、春先に直径の大きな道管部分がまず一、二列形成され、その後は小径の道管になるためで、成長がよい分だけ年輪間の木繊維(材の強さ=硬さを受けもつ)の量が多くなるからだそうです。
しかし、材が重硬になるということは、これに相当して含水率に対する寸法の変化も大きくなるということなので、狂い、割れなどの欠点が発生する可能性がそれだけ増すことにもなるそうです。
この続きはまた…。
いかがでしたでしょうか?
久しぶりにこのコーナーを載せましたが、まだまだ木について知らないことばかりで、調べれば調べるほど、とても楽しくなる小俣でした!
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