こんばんは。
ホームコーディネーターの平井です。
今日は、私が今までログハウス建築に携わり、木に関することで
疑問に思い、その都度調べてきたことの一部をお話したいと思い
ます。
突然ですが、皆さん、樹の枝は南側に多いと思いますか?
その答えは、「No!」です。
一般に平坦地で独立した高木の樹形は完全な対称形ではありませ
んが、左右でまずまずバランスのとれた形になっています。
というのは、四方八方に枝を出すほうが、効率よく日光を吸収
出来るからです。
ところが、他の植物や個体との間で日光をめぐっての競争がある
場合、樹形は様々に変化します。
もちろん、例外やバラツキもありますが、基本的には「明るいと
ころに枝と葉を重点的に配置する。」というルールに従って、高
木の樹形は変化するのです。
2本のメタセコイヤという樹が、向かって左側が北で、右が南に並
んで植えているのを写真で見たことがあるのですが、明らかに、
左の樹では北側(左側)に、右の樹では南側(右側)に、枝が多
かったのです。つまり、枝は日光を得やすい側に多く、陽当たり
が悪くて光合成の効率が悪い側では、枯れ上がるのです。
ろに枝と葉が配置され、光合成の効率の悪い葉や枝は切り捨てら
れる。」という基本的なルールは変わりません。
街路樹が光を得やすい道路側に枝を広げ、両側から道の上にはみ
出してくるというのは、よく見られる風景ですが、これもまた先
のルールに従っているのです。
いずれにしても、これらの例から明らかなように、枝の出方と数
は東西南北の方向とは関係ないことがわかります。
もちろん、立地条件によっては、何らかの傾向がみられる場合も
ありますが、基本的に「樹の枝は南側に多い。」という説は成立
しないのです。
それにしても、生存競争のためとは言え、自分の体の一部である
「働きの悪い枝」を無情に切り捨てるとは、樹木の世界もなかな
か厳しいものだなと思いました。 平井
もうすぐ締め切り!
“ Made in FINLAND “ キャンペーン
http://www.honka.co.jp/campaign/
◇◇◇…◇◇◇…◇◇…◇◇◇…◇◇…◇◇◇…◇◇…◇◇◇
青山ショールームの詳細は下記ページをご覧ください。
**********************
株式会社ホンカ・ジャパン
東京都港区北青山1-2-7
コウヅキキャピタルイースト4F
TEL 03-3479-4169 FAX 03-3479-4168
**********************