こんにちは。
ホームコーディネーターの平井です。
家づくりを計画するうえで、誰もが不安で疑問なことが多い「住
宅ローン」について、シリーズでお話ししています。
第8回目の今日は、民間金融機関と住宅金融支援機構が提携してみ
なさまに提供している長期固定金利住宅ローンである【 フラット
35 】と【 フラット35（保証型）】の主な相違点についてお話し
たいと思います。
そして今回は、３月15日のブログでお話しました【フラット
３５】のしくみと同様に、【フラット３５（保証型）】のしくみ
についてもお話します。
まずは、【フラット３５】について。
住宅金融支援機構は、借入者が資金をお受け取りになった後、金
融機関から借入者の住宅ローンを買い取り、買い取った住宅ロー
ンを担保とする債券を発行し、市場（投資家）から資金を調達し
ます。
このしくみにより提供される「長期固定金利」の住宅ローンが
【フラット３５】です。
次に、【フラット３５（保証型）】です。
金融機関が提供する住宅ローンについて借入者が返済できなく
なった場合に、金融機関に対して住宅金融支援機構が保険金
（ローンの残高）を支払います（保険金支払後は、住宅金融支援
機構が借入者の住宅ローン債権を取得します。）。
この住宅融資保険（保証型用）のしくみを用いて金融機関が提供
する「長期固定金利」の住宅ローンが【フラット３５（保証
型）】です。
【フラット３５】と【フラット３５（保証型）】の主な違いを、
わかり易く表にまとめてありますので、ご覧下さい。
最後に、【フラット３５（保証型）】のしくみについてです。
「フラット３５（保証型）」は、「フラット３５」と同様、金融
機関と住宅金融支援機構が提携して実現した長期固定金利の住宅
ローンです。
短期の資金で資金調達を行う銀行などの民間金融機関は、長期固
定金利の住宅ローンを取り扱うことが難しいとされています。
住宅金融支援機構は、金融機関が提供する住宅ローン（フラット
３５（保証型））について、借入者の返済が遅れる等の場合に金
融機関に対して保険金を支払う住宅融資保険（保証型用）を引き
受け、また、フラット３５（保証型）（その信託の受益権を含
む。）を担保として発行される債券等に係る債務の支払の保証を
行うことで、金融機関が長期固定金利の住宅ローンを提供する
しくみを支えています。
そして、ポイントとしては二つあり、一つは住宅ローン債権は、
金融機関により、信託会社等に信託され、証券化されます。
ただし、証券化された後も、融資金利、返済期間などの契約条件
に変更はありません。
また、返済手続は、引き続き融資を受けた金融機関が窓口となり
ます。
もう一つは、金融機関が、住宅金融支援機構の融資保険制度（保
証型用）を利用していますので、借入者が返済できなくなり、住
宅金融支援機構が金融機関に保険金の支払いを行った場合は、住
宅金融支援機構が借入者に対する住宅ローン債権を取得します。
以上のようにシリーズでお話しさせて頂きましたが、専門用語や
似たような言葉があり、文章ではわかりずらいかと思います。
この様なお話は、実際にモデルハウスのご案内や青山ショールー
ムイベントなどで、お会いした際にわかり易い資料を基に、お話
させて頂いております。
もうすでに家づくりの計画を始められた方や、計画はまだまだ先
だけれども、参考までに一度聞いてみたいと思われていらっしゃ
る方は、お気軽に私宛にご連絡ください。
メールでも携帯電話でも結構です。
いつでもお待ちしております。 平井
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