ホンカのブログをご覧いただいている皆様
こんにちは!
ホンカ北播磨の林です。
9月後半となり、ようやく朝晩涼しくなって過ごしやすくなってきました。9月の半ばまでは集中豪雨などの災害が全国的に発生し、気候変動の影響を感じさせる夏の終わりとなりました。
年々、特に雨による災害が増えていると思います。皆様も普段から水による災害の避難シミュレーションをしておくなど、くれぐれもお気をつけください。



さて、とは言うものの涼しくなってきましたので現場はかなり動きやすくなってきました。現在建築中の京都府のログハウス周辺の稲穂も順調に実り、頭をもたげてきて収穫の秋も間近となっています。
ログハウスの新築の工程も佳境に入り、日々大工さん・電気屋さん・設備屋さんが来られて設備、内装をどんどん進めていってらっしゃいます。
ご紹介してきましたように、今回建築中のTunneは南側のロフトに面するゲーブルは全面ガラス張りのFIX窓+通常のDK窓、バルコニードアの構成となっており、大変明るく外観的にも見栄えのするログハウスです。
まずは窓から見ていただきたいと思います。このブログをごらんいただいている方は皆さんほぼ理解されていると思いますが、1階の窓やドアはセトリング対応が必要なため写真のように窓枠とログの間にTバーと言われる板が入ります。
また窓の上には60㎜程度の隙間を開けています。ログは時間・年月とともに木が痩せ、ログどうしのかみ合わせも馴染んで少し下がってきますので、ログが下がっても窓枠が押しつぶされないようにTバーがログの下がりを受け流す役割を果たします。
窓枠はこのTバーに取り付けられるため、ログの下がりに影響されることなく、上の隙間が徐々に減っていく形でセトリングを吸収します。
また後のブログで写真掲載しますが、この”隙間”。放っておくと当然断熱効率を下げてしまいますので、隙間が詰まってきても大丈夫なように、グラスウールや発泡ウレタンなどの断熱材を満たしてしっかり断熱もしていきます。
また当然の前提ですが、防水・防湿テープも枠の周りにしっかり貼って、雨風の侵入も万全に防ぎます。
これに窓枠下の水切り板金とトリムボードと呼ばれる窓枠と飾り枠を付けていけば、窓の施設は完成です。
ドアも基本的には窓と同じようにセトリング対応していきます。



実はこのドア、ガラス部は3重ガラスのため、大変重い(たぶん40kg超くらい)ので大工さん泣かせのドアです。ドア枠の蝶番にドアを嵌めるときには、ガラスを割ったりログを傷つけないように気を付けて、電気屋さんや設備屋さんにも声をかけて現場にいる人総出で、嵌めていくこともあります。(この作業はもう少し先ですが、ここの大工さんは技術も経験もまさに今脂ののっているバリバリの大工さんで一人でもこのドアを持ててしまう頼もしい力持ち揃い)
次回は軒や破風・鼻隠し(切り妻や軒先の端部)の所についてレポートします。
以上、ホンカ北播磨の林でした。
ホンカ北播磨のモデルハウスはホームページから参照いただけます。
※見学の申込み、お問い合わせ:honka@oda.ne.jp