「建築レポート」カテゴリーアーカイブ

播磨地区ログハウス 内装工事①

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ホンカ北播磨の林です。

10月に入り、一気に涼しくなってきました。大変作業もしやすく、さぁこれからアクセル踏んで勢いをつけていきたいっというところです。


播磨地区ログハウスは内装工事に取り掛かっていますが、マスコミ等でよく報告されています通り、今は大工さんの手が足りない(基本的に大工さん・職人さんが減少傾向であるのと、特に関西は能登地震や2025大阪万博の影響?)のと、この時期は例年通り結構忙しいので少人数体制で内装を行っています。

内装というとコツコツとやることが一杯あって本当に時間のかかる作業が多く、大工さん・職人さんの根気強さとプロ魂には頭が下がります。
 ・天井化粧板貼り
 ・天窓枠処理、天窓取付
 ・床化粧板貼り、床下潜り戸の施設
 ・部屋の仕切り壁作り、キッチンのセトリング対応内壁
 ・階段、階段手摺組み
 ・窓や扉のトリムボード付け
  (ログハウス独特の窓や扉の飾り枠。セトリング対応スペースを装飾して隠す役割も)
 ・浴室の外枠組み
 ・キッチン、トイレ、洗面所等、水回りの床処理の対応
 ・キッチンレンジフード換気口対応
 ・デッキ、バルコニー造り
 ・キッチン前カウンター造り

など、まだまだ細かい調整項目も山ほどあるので大変時間と根気のいる作業です。


現在は少人数体制で進んでいますので、まだしばらくこれらの作業が続きます。地道ですが仕上の工程になっていきますので、手の抜けない作業です。

これらの作業を経て、美しくて新鮮な木の香りのする新築ログハウスが完成していきます。
次回はこの仕上がり具合を見ていただく投稿になると思います。

以上、ホンカ北播磨の林でした。

ホンカ北播磨のモデルハウスはホームページから参照いただけます。

ホンカ北播磨 (honka.jp)

※見学の申込み、お問い合わせ:honka@oda.ne.jp

播磨地区ログハウス 屋根工事・建具施設

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ホンカ北播磨の林です。

9月も半ばというのにまだまだ暑い日が続いておりますが、お変わりなくお過ごしでしょうか?
気温は若干下がったものの、日差しの強さは全く衰えず現場の大工さん、職人さんは暑い中作業を続けていただいています。前回のティンバーゲーブルで骨組みはほぼ終わりましたので、屋根と主要な建具の据付け作業となってきます。

屋根の野地板を張った後は、だいたい日本の住宅で屋根を張るのと構造的には同じになっていますので、日本の住宅で見られるような屋根材が選択可能です。ログハウスによく合うガルバリウム鋼板やコロニアル屋根、最近の日本住宅に多いスレート屋根もありますが、今回の現場では比較的新しい素材で軽くて強いルーガを施工します。
瓦調で機能的にも優れているので、最近は人気の高い屋根材。

部屋の中では、DK窓や玄関ドア、デッキ、バルコニーのドアがセトリングの対応をしながら次々と手際よく取り付けられていきますが、実はこれらは大変重いので、時にはたまたま一緒にいる電気屋さんや設備屋さんにも声をかけて(ボランティア)、据え付ける場合もあります。大きなペアガラスやトリプルガラスの窓やドアは大変重いのです。

キッチンは壁に据え付けていくので、セトリング対応の内壁を作ります。ここは大工さんの手仕事。これでログが締まって少し下がってきてもキッチン設備には影響ありません。

そのあとは屋根裏にルーフスペーサーで通気層を確保して断熱材を入れていきます。この通気層が灼熱の太陽に熱せられた屋根と天井の間で通気させるので、部屋の中を快適に保ってくれます。

ティンバーゲーブルの場合、ゲーブル自体は枠組みなので、その中にも断熱材を入れます。今回は発砲ウレタンでしっかり空間、隙間を埋めていき、この断熱材が冬あたたかい、夏涼しいログハウスを実現してくれます。

こうして外へ出てみると、ログハウスらしい建物風景が表れてきます。なかなか美しく仕上がってきたなぁと感慨深く眺めることのできる瞬間です。

では今回はこの辺で。
以上、ホンカ北播磨の林でした。

ホンカ北播磨のモデルハウスはホームページから参照いただけます。

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播磨地区ログハウス ログ建て方③ティンバーゲーブル

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ホンカ北播磨の林です。

先週は台風10号が九州地方から全国的にも大きな被害をもたらしましたが、被害にあわれた方には大変な日々をお過ごしのことと思います。謹んでお見舞い申し上げます。

建築現場でも台風対策の養生や日程調整など、この業界の方には忙しい日々を過ごされた方も多かったのではないでしょうか?

さて播磨地区ログハウスの建て方も佳境を迎えてきました。
ロフト付きタイプのログハウスにとってはシンボル的な勾配のきつい大きい三角屋根の基本の骨組みです。

今回のMUKAVAでは、正面とその裏の両端とロフト中央あたりの仕切り壁になる3カ所にティンバーゲーブル(木材の切妻という意)を立てます。
作り方はいろいろ考えられますが、あまり作業スペースが広くない現場では、2階の下地の床板の上で作ります。

これの寸法が狂うと、このあと組んでいく棟木の水平がとれなかったり、垂木の裾が揃わず軒や破風がきれいに収まらなくなるなど、あとあと大きな影響を及ぼしますので、大工さんは2階の床板の上に注意を払って正確に枠の形に墨をひき、きっちり3つとも同じ角度、両端のゲーブルは同じ長さになるように木材を重ねて確認しながら作っていきます。

ティンバーゲーブルはこれが結構大きくて重たいので、枠が出来上がったらレッカーで吊り上げて組込み位置に配置し、仮止めしていきます。
そして棟木を乗せ、バランス・傾き・ずれなどを調整して固定していきます。

2階部分の土台ができたらいよいよ屋根の骨組みです。垂木を軒に向けてかけていき、金具で棟と軒のログにしっかりと固定していきます。この垂木がかけられていくと、なかなか美しい骨組みの美を見ることができます。さていよいよ垂木がかかると野地板を張って、あとは屋根屋さんにバトンタッチ。


次の工程は、また次回のブログで紹介します。
以上、ホンカ北播磨の林でした。

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播磨地区ログハウス ログ建て方②

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ホンカ北播磨の林です。

さて7月末から始まったログの建て方が佳境に入りました。
盆休みまでの2週間、1日も雨が降ることなくログ組の建て方と強烈猛暑がばっちり重なる日程となり、私も大工さんも「危険な暑さ」と闘いながらの2週間でした。

ログハウスは外側の足場が組まれたら、ログハウスの内側部分=2階部分の床組をして、2階の壁や棟、屋根部分を組むための足場を作ります。
巨大な梁を張って根太を組み、構造用合板(床下地などの用途に作られたベニヤ合板のような板)を張って2階で自由に動きを取れる環境をつくることが、この後の作業のために重要な意味を持ってくるのです。

梁の中央下にはセトリング調整するためのジャッキの付いたふっとい柱も立てて、きれいな2階の床下地ができました。
毎回ここに立つと思いますが、ちょっと小高くて見晴らしの良い遊び場のような感覚があります。
涼しい風なんかが吹くと大変気持ちいいんです。(残念ながら、今回は熱風しか感じられませんでした)

ここで2階の床下地が張れたら大工さんがいったん2階以上の作業に移るので、1階は電気屋さん、設備屋さんによる電気・水道・ガスの配管工事が始まります。
特に電気は各部屋に照明やコンセントの電線を大量に配線しますので大変複雑な作業です。ベテランの電気屋さんが、ログにコンセントの穴をあけながら次々と電気配線していくのは、かなり頭の中で整理されていないとできない作業なので感心させられます。

この建築中のモデルは、MUKAVA3という大きな三角屋根のいかにもログハウスらしいロフト付きのログハウスです。さて2階に張られた床下地の上では、その大きな三角屋根の基本構造を成すティンバーゲーブル(木材の切妻)を作る作業に入っていきます。

ティンバーゲーブルについては、また次のブログで。
以上、ホンカ北播磨の林でした。

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播磨地区ログハウス ログ建て方①

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ホンカ北播磨の林です。

予定通り、7月末からログの建て方が始まりました。
日本各地で不安定な天候のニュースが流れる中、ここ播磨地区は逆に異常なほど晴天が続き、基礎のコンクリートを敷いたうえでの作業は、炎天下の灼熱とその照り返しでおそらく40℃を超える状況だったのではと思います。
5名のベテラン大工さんと最初の1週目を行いましたが、幸い1人の熱中症者を出すこともなくのりきりました。

最初の段階で積んでいくログを準備。

1本目のログを吊り上げて、いよいよログ積みの開始です。

プレカットのログですので写真の通り美しく積みあがっていますが、1段1段大工さんの手によってきっちりとノッチの位置合わせをしながら、しっかりとログが組み込まれるようにかけやでたたきながら積んでいきます。

ご覧の通りログにはカットされた工場でログの位置と段数がわかるステッカーが貼られていますので、素人でもどのログがどこに積まれていくかわかるようになっています。

こうしてほぼ1階部分が積まれると、今度は足場屋さんに足場を組んでいただきます。

今回のレポートはここまで。
またこの後の進捗をレポートしていきますので、お楽しみに。
以上、ホンカ北播磨の林でした。

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播磨地区ログハウス 基礎工事

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ホンカ北播磨の林です。

いよいよ基礎工事が始まりました。
ここの所幸いお天気よく、順調にコンクリート打設が進みました。本日(7月23日)、関西地方もようやく梅雨明けした模様です。

現在、関西地区におけるログハウスの基礎工事は、日本海側でも土壌が凍ることはほぼないので床下全体にコンクリートを打つベタ基礎がほとんどです。ログハウスは文字通り構造の99%が木造の建築ですから、地面からの湿気を遮断する意味でも、ベタ基礎が適しています。この点は従来の日本建築と考え方は変わりません。

また昨今の安全・安心の考え方の中心は、耐震性と耐火性が基本ですので、耐震性に優れたベタ基礎+ログハウスで災害にも強い万全な住宅となります。
(私が知らなかっただけかもしれませんが、最新の技術ではベタ基礎なら、地震や地盤沈下などを起こして家が傾いても、基礎の下へ硬質発砲ウレタンを注入して基礎自体を水平に戻して、家の傾きを安価に修復できるそうです)

この時期はコンクリートが乾くのも大変早いので、基礎の職人さんも灼熱の中で時間と勝負しながら、きれいに平坦なコンクリート打設を行っていきます。

またログが積まれる土台部分は、最終的にきれいな水平面をつくるためレベラーといわれるのコンクリートを流し込んで、通常離れた対角でも2~3mm以下くらいの誤差で水平を取っていきます。これも今はコンクリートが乾くのが早いので、職人さんの経験と技術が大変重要です。 (※下の写真コンクリートミキサー車とポンプ車はイメージです)

戸外の水栓も付きました。

このレベラーが終わって乾燥完了すると、いよいよログの建て方に入っていきます。今月末頃からの予定ですのでまたレポートしていきます。

以上、ホンカ北播磨の林でした。
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兵庫県播磨地区ログハウス デバンニング

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ホンカ北播磨の林です。

7月13日(土)は、梅雨のさなかの大変幸運な晴れ間を縫ってログホーム用ログ材のデバンニング(コンテナからの荷下ろし)を行いました。以前地鎮祭を紹介した播磨地区のログハウスです。
(大変天気が心配でしたが、施主様・スタッフ一同の祈りと普段の善行のたまものですね)

今回のログハウスも住宅街のため現地でのデバンは不可で、ホンカ北播磨の倉庫でデバンし、建て方の進捗に合わせて必要なログを現地に入れていく形になります。

このログハウスは、MUKAVAというタイプのログホームで、40フィート(約12m)のコンテナが必要になってきますが、ログホーム材のデバンは通常のデバン(パレット単位で運ぶような積荷)とはわけが違います。10m近い棟木やログが入っていますので、これを引っ張り出すだけでも、多くの作業スペースに加え作業員の知識と経験と技が必要になってきます。

このブログ先頭の写真にあるピンクの40フィートコンテナは、他ディーラーブログでもおなじみのOcean Network Expressのかわいいコンテナです。まずはフォークリフトでも荷下ろしできる荷物から降ろしていき、このあとメーンイベントのログ材の荷下ろし作業となります。
上の写真ではログ材の奥行の長さがわかりにくいですが、約9.5mあります。

ここからスタッフの知識と経験とクレーンの吊りの技を駆使して、ログ材を下ろしていきますが、下の写真の一列部分だけでおそらく5tはありそうなバンディングされたソリを、バランスの取れるところまでレッカー車で引きずり出し、あとは一つ一つのラップされたログをクレーンで吊りながら出していきます。
 ※ソリの下には樹脂の小さなビーズが撒かれてあり滑るようになっています。
 ※ソリは大変重いので、フォークリフトで支えながら引っ張ります。

最後はビーズをきれいに取り除いて、デバンの完了となります。
こうしてこの日の作業は無事終わりました。

今現場は基礎工事中ですが、基礎が完成すればいよいよログ積みに入ります。
ログハウス建築作業では、この作業が最も目に見えてログハウスが出来上がってくるので大変楽しい作業になります。

引き続きこのブログで作業を報告していきます。
ログハウスを建てる楽しさを、皆さんに伝えられたらと思います。

以上、ホンカ北播磨の林でした。
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好天の大安吉日 兵庫県播磨地区で新築ログハウスの地鎮祭を執り行いました

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ホンカ北播磨の林です。

昨日6月2日(日)、快晴の大安吉日となりましたが、ホンカ北播磨/小田製材所では2件の地鎮祭開催のお世話をさせていただきました。そのうち1件はログハウスの地鎮祭でした。
 

5月末に整地が完了し、6月最初の大安の日に地鎮祭を設定しました。まもなく梅雨入りするので天気は気になっていましたが幸い良い天気に恵まれ、滞りなく開催することができました。
日本古来からの風習ですが、今でも戸建て住宅ではほぼ9割以上の施主様が実施されます。これらの儀式は播磨地区でも地域や神社ごとに地縄のありなしや竹の立てる範囲など微妙に内容が違っていますが、思いは全国共通「建築工事の安全」を祈願して行われます。
※現在では施主様の新築建物に対するあらゆる安全や繁栄への思いを込められて実施される場合が多いようです。

昨日の地鎮祭では、

 鎌 ・・・ 設計士による鎌入れ
 鍬 ・・・ 施主様による最初の堀おこし(初鍬)
 鋤 ・・・ 施工者による土地均し

を盛り砂に行うことによって関係者から神様へ工事を行うことお伝えし、安全祈願が行われました。

今は航路の関係でログの輸入に時間がかかるので、完成は年内いっぱいになるかもしれませんが、随時ご紹介できる範囲で工事の進捗をお知らせしていきます。

では、また次のブログで。

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