京都府 新築ログハウス 建て方② ティンバーゲーブル & 上棟

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こんにちは!
ホンカ北播磨の林です。

近畿地方では、幸いなことにあっという間に観測史上初めて6月に梅雨があけ、住宅建築には一面ありがたい話ではありますが、その代わりに灼熱の季節がやってきました。なんと平年より22日も早いそうです。ちょっと早すぎます。

写真ではさわやかに青く晴れ渡っている様子が見えると思いますが、現場の温度はほぼ40℃。大工さんも暑さに体力を奪われながらも、熱中症にかからないように気を付けながらの作業となりました。

今回はログハウスには象徴的な大きな三角屋根を構成するティンバーゲーブル(ティンバー:木材の、ゲーブル:切妻)の施工を見ていただきますが、ここまでのログを積み上げていく工程とは違って、精密に寸法を測り墨を打ってツーバイフォー材のような専用材を木取りし、ゲーブルの形を構成していきます。

しっかり寸法を確認しながビスで仮止めしていき、最終的には鉄砲(エアー圧で連打できる釘打ち機)で固定していきます。ティンバーゲーブルは構造物なのでこれをどこか誤ると、ゲーブルの上にのせた際に棟木がゲーブルにしつらえてあるスリットにはまらないとか、水平が取れない、またはドア枠の寸法が合わないなど後々影響の大きい結果がでてきますので、慎重に組み上げていきます。

組みあがったものはクレーンでそれぞれ積み上げて固定していき、棟木で繋ぐことによって基本的な安定を得ることになります。最終的には棟木に垂木が取り付けられ、ログ壁まで固定されることによって強固な安定状況となります。

ティンバーゲーブルが3カ所施設されました。
このティンバーゲーブルは大変重たいのでレッカーのクレーンで吊り上げて載せます。

さて次は棟上です。
大屋根を貫く棟木(ログハウス的にはRiding Beamと呼ぶようです)をのせしっかりと固定させると、ログハウスの大屋根らしい雰囲気が出てきます。

そしてこの時、今しか見れない風景があります。
この幾何学的ともいえる風景は何度見ても感動できるのですが、ただただ当日の現場は灼熱のため長くはじっとしていられない状況でした。

本当に暑い中、関係の皆様には大変なご尽力をいただき大変感謝している次第です。
次回は屋根の下地を構成する垂木上げと野地板貼りの工程をお送りします。

それでは今回はこの辺で。
以上、ホンカ北播磨の林でした。

ホンカ北播磨のモデルハウスはホームページから参照いただけます。

ホンカ北播磨 (honka.jp)

※見学の申込み、お問い合わせ:honka@oda.ne.jp

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