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京都府 新築ログハウス 屋根葺き ルーフィング & ガルバリウム鋼板

ホンカのブログをご覧いただいている皆様

こんにちは!
ホンカ北播磨の林です。

夏休みとなり、本来なら多くの子供たちがあちらこちらで遊んでいる様子がうかがえる時期ですが、この夏は暑すぎるので昼間の外の様子は、子供からお年寄りまでほとんど人通りがありません。ここ京都の現場では、蝉の声と大工さんの鉄砲の ”バンッバンッ” という音だけがなんだかつらそうに鳴り響いています。

この猛暑の環境下でも現場の休憩スペースでは、かぼちゃの一種コリンキー(Google画像検索での確認なので間違ってるかもしれません。(_o_))が頑張って成長しています。

7月の平均気温は多くの地域で平年に比べて ”なんと4℃も” 高いそうです。
夏がどんどん過激に突き進んでいます。
まだまだ暑い日が続いておりますが、もう少しでお盆休みです。
何とかそこで一息つくまで、体調など崩されぬようくれぐれもお体にはお気を付けください。

さて今回の京都府新築ログハウスTunne+は、正面真ん中から左右均等に急勾配のある屋根ですが、日本の尺貫法式での屋根の通称で ”八寸”(はっすん:底辺10寸に対して8寸の高さ比の直角三角形の斜辺角度)と言われ38.7度もあります。これは人は何も持たずには立っていられません。簡単に足が取られて転がる角度です。景色的には札幌大倉山のスキージャンプ台の角度が37度ですので、テレビの競技中継でジャンプ選手の背後から映される絶壁の景色とほぼ同じ感じですね。

屋根の下地となるベニヤ板に耐水性・耐久性を持たせる防水シートを引いていくのがルーフィングです。ここからは屋根屋さんと呼ばれる屋根葺きスペシャリストの業者さんに作業が移ります。
ベニヤ板のままでは当然水にも紫外線にも弱いのでこのルーフィングでしっかりと屋根下地を守る構造にします。

いよいよ屋根葺きですが、基本的に屋根の勾配が5.5寸以上になると、屋根用の足場を施設しなければなりません。屋根の職人さんも八寸の屋根はそうそう遭遇しないとのことで安全第一で作業をしつつ、しかしあっという間にガルバリウム鋼板を葺いてしまいました。(Tunne+は屋根の形もシンプルですのでほぼ1日かからず)

ガルバリウム鋼板は耐久性に優れ、軽くて色のバリエーションも多いのでログハウスでは比較的よく使用される屋根材です。こちらのログハウスではチョコレート色のガルバリウム鋼板で、ログ塗装をした後の最終の仕上げは。。。。できてからのお楽しみとしましょう。

真ん中の写真を見ていただければわかると思いますが、上から覗き込んだ屋根はほぼ垂直に下りているように見えます。豪雪地帯であれば雪が積もらずに落ちてくれるこの角度は、大変ありがたい屋根になるんでしょうね。

この軒には、これからログ屋根の左右に抜ける通気口を確保し、”鼻隠し”と言われる板を張り付けて軒先を構成していきます。(ちなみに切妻側は ”破風”-はふ と言います)

これで屋根についてはひと段落。ここからは屋根下ー天井裏の断熱層を構成していきます。この構造が真夏の熱せられた屋根または冬の外気や雪で冷やされた屋根と室内の空気の熱移動を遮断するように、しっかりと厚い断熱材を入れて快適な家にしていきます。

次回は一旦建て方に戻って、床張りをご紹介したと思います。

別途ご案内しておりますが、8月~このTunne+の建築現場をご覧いただくことができます。ぜひこの機会に現物のログハウスを肌で感じていただいて、木の家のよさ、快適さを実感いただければと思います。
ご希望の日時、参加人数を私宛にメールでご連絡ください。

以上、ホンカ北播磨の林でした。

ホンカ北播磨のモデルハウスはホームページから参照いただけます。

ホンカ北播磨 (honka.jp)

※見学の申込み、お問い合わせ:honka@oda.ne.jp

【ホンカ北播磨】2025年8月 京都府新築ログハウス構造見学会のお知らせ

ブログで紹介しております京都府 新築ログハウス Tunne+ について、建築途中のログハウスの状況を皆様に見ていただく機会を設定できることになりました。

以下の期間、ホンカ北播磨へご連絡いただきましたら、随時ご見学いただける日を調整させていただきます。

******** 完全予約制 ********
日時:2025年8月2日(土) ~ 9月中旬頃まで
場所:最寄りIC 新名神高速道路城陽IC
   ※お申込みいただいた方に別途詳細のご案内をさせていた
    だきます。

ご見学を希望される方は、下記メールの連絡先にてご連絡をお願いいたします。

 お名前:
 ご希望の来場日時①:
 ご希望の来場日時②:
 来場人数:

連絡先:hayashi@oda.ne.jp(ホンカ北播磨 林)
ぜひ見学会にご参加いただきますようお待ちしております。

京都府 新築ログハウス デバンニング

ホンカのブログをご覧いただいている皆様

こんにちは!
ホンカ北播磨の林です。

京都府の新築ログハウスですが、地鎮祭に続いてこのデバンニングも天候が懸念されました。幸いうまく雨を前後に散らしてこの日もピンポイントの晴天下で行うことができました。

関西地区に建築するホンカのログハウスは、すべてフィンランドからこの神戸港にやってきます。
京都府の新築ログハウスのログ材料も、長い月日をかけてようやく神戸港に着きました。その期間約2か月半です。ご承知の方も多いと思いますが、昨今の世界の時世により欧州からの真っ当なコンテナ貨物は、スエズ運河を通らずアフリカ大陸の南端、喜望峰廻りでアジアへ来て、最終的にはシンガポールでそれぞれアジア各地に行く貨物船に積み替えられ日本に来ます。

今も大騒動が続いているトランプ関税発令の影響もあって、世界中の貨物が一時出荷停止になったりキャンセルされてシンガポール⇒神戸便に空きが出たため、想定より10日も早く着くことになりました。(いろいろな情報を集めた推測ですが)

さて今回のモデル Tunne+ は、コンテナは40ftと20ftの2本のコンテナがあるので、現地到着に時間差をつけてデバンする作戦としました。

朝8時にまずは20ftのコンテナが到着。次に9時30分に40ftのコンテナが来ますので、その1時間30分の間に20ftコンテナの荷物を下ろして整理し、20ftのトレーラーを送り出した後40ftコンテナを受け入れます。

特に40ftのトレーラーは大変大きい(約17m)ので、時間内に20ftコンテナの荷下ろしを完了しなければ40ftコンテナが入ってこれず立ち往生します。多少ドキドキしながらなんとか9時20分頃には20ftコンテナの荷下ろしを終え、無事40ftコンテナを積んだトレーラを迎え入れました。

デバンニングの手順や様子は、各地域代理店のブログなどでレポートされていますので、見ていただいている方はよくご存じと思いますが、とにかくログが長いのでコンテナから引出すのに苦労します。

窓やドアなどの建具をフォークリフトでまずおろしてから、レッカーで木ぞりに載ったログやパネル材料を少しずつ引出し、十分受け台に載ったらレッカーのクレーンで吊り上げながら徐々に引出して取り出していきます。

朝8時から初めて、11時半頃には荷下ろしが無事完了しました。2つのコンテナをこの経過時間で終えれたのは、やはりあらかじめ中身の荷姿からログの長さなどの情報を把握していくつかのパターンを検討して準備できていたことが大きいと思います。想定以上に順調に荷下ろしできました。この作業もいろいろとノウハウがあり、回を追うごとに効率よくできて成長を実感しています。(自己満足かも知れませんが)

さていよいよ6月から建て方が始まりますので、またその内容もレポートします。
楽しみにしておいてください。

では今回はこの辺で。
以上、ホンカ北播磨の林でした。

ホンカ北播磨のモデルハウスはホームページから参照いただけます。

ホンカ北播磨 (honka.jp)

※見学の申込み、お問い合わせ:honka@oda.ne.jp