ホンカのブログをご覧いただいている皆様
こんにちは!
ホンカ北播磨の林です。
全国的に大変厳しい暑さが続いておりますが、皆様体調など崩されておりませんでしょうか?
ここ京都府の新築ログハウスでも猛暑の中での作業が続いており、大工さん、屋根屋さん、電気屋さん等の関係者の方々が、熱中症にならないようこまめに水分・休憩を取りながらの作業を続けていただいています。
そんな中いきなりですがゆる~い情報から。建築現場の休憩スペースの桜の緑葉が、いもむしたちにきれいに食されていましたのでちょっとお届けします。
理科の実験でもこんなにきれいな葉脈模様なかなか出なかったのではと思うくらい見事な食べっぷりでした。
それでは本題。
今回は前回ご紹介しましたティンバーゲーブルと棟木に架けてログ壁とつなぎ、屋根の骨組みとなる垂木を上げる様子と、屋根の下地になる野地板貼りの様子を見ていただきます。
この大屋根に架ける垂木は、断面58×195㎜長さが約6.5mでなかなかの重さがあります。この垂木を3人がかりで棟木に架けてビスで仮止めし、左右両方の垂木が棟木上で揃ったら構造材で連結して、専用金具を用いて棟木とログ壁に固定していきます。



途中、クレーンを利用できるタイミング見計らって、ロフトで使う重量物(3重ガラスのドア、DK窓、屋根下地のベニヤ板等)をできる限り上階に上げておきます。これはロフト内での作業スペースや建具・材料の保管スペース、利用しやすい位置を綿密にシミュレーションして、忘れ物が無いようしっかり考えてやるのですが、ご覧の炎天下で思考力がみな低下していますので、複数人でチェックしながら行うことが重要となります。
さてクレーンでの荷揚げが終わると垂木掛けを完了させていきます。この時金具への固定は釘を金槌で手打ちしていきますので、これがまた大工さんの体力を消耗させます。その工程をTunne+では屋根の片側26本、両側で52本、垂木1本につき釘打ち56本あるので合計2,912本の釘打ちをやり通してやっと屋根の基本の骨組みが完成します。
さて次は屋根の下地となるベニヤ板を貼り付けていきます。
このベニヤ板は屋根用語的には野地板と呼ばれていますが、屋根の面を作る基本的な構造材でこの辺りの技法は日本の建築もほぼ変わりません。ベニヤ板に垂木が通るところがわかるよう墨を引いて、市松模様、千鳥など言い方は様々ですが、要は互い違いに敷いていき、鉄砲でしっかりと固定していきます。大工さんは手慣れたもので、”バンッ!! バンッ!!”という音がリズムよく小刻みに周りに響いて、意外と早く野地板貼りは完了します。
(ただし端っこの寸法合わせには結構時間がかかりますが)



こうして野地板貼りは完成しました。
しかし近畿地区は梅雨はあけたのですが、ゲリラ豪雨がちょくちょく襲ってきます。この野地板の状態では、雨は耐えれませんので入念に養生しました。
案の定、ルーフィング、屋根葺きまでに2回くらいゲリラ豪雨に襲われました。しかし大工さんにしっかり養生していただいていましたので、まったく影響は受けず順調に次の工程に移ることができました。
このあと屋根組み用の足場の組み換えを行い、屋根葺き作業へと移っていきます。
その内容はまた次回の投稿で。
近々、京都府新築ログハウスでも建築中にしか見れない構造見学会を行います。このブログおよびイベント情報でお知らせいたしますので、建築中ログハウスの見学をご要望ありましたら下記までご連絡ください。皆様のお越しをお待ちしております。
以上、ホンカ北播磨の林でした。
ホンカ北播磨のモデルハウスはホームページから参照いただけます。
※見学の申込み、お問い合わせ:honka@oda.ne.jp